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二俣橋

二俣橋

熊本県下益城郡美里町、釈迦院川と津留川の合流点近く、釈迦院川に架かる石橋が、二俣橋。正式名は二俣渡で、文政12年((1829年)の完成。11月~3月の11:00~12:00にかけては、太陽の光が橋の下にハートの型を写し出すことが話題になり、「ハートができる石橋」として話題に。

江戸時代の川が合流点に2つ架かる異色の地

二俣橋(二俣渡)は、橋長28.0m、橋幅3.30m、中山手永惣庄屋・小山喜十郎が施工主となって、文政12年(1829)に架橋した石橋。

津留川に架かる二俣福良橋(二俣福良渡)と二俣橋(二俣渡)が直角に交わっているため二俣二橋(ふたまたにきょう)、双子橋との愛称も。
二俣福良橋(二俣福良渡)も中山手永惣庄屋・小山喜十郎が施工主で文政13年(1830年)に架橋された石橋です。
さらに釈迦院川に年禰橋、新年祢橋、津留川に新二俣橋が架かり、二俣五橋とも称され、架橋工法の歴史がわかるフィールド・ミュージアムにもなっています。

橋のたもとにイチョウの大木があり、黄葉時期にはカメラマンが数多く集まります。

二俣橋を施工主の中山手永惣庄屋・小山喜十郎は、二俣橋、二俣福良橋、馬門橋の3基のほか、三由橋(宇城市)、山崎橋(宇城市)など計7基の石橋を架け、松橋~矢部往還を整備し、地元の発展に尽力した庄屋です。

釈迦院川の上流側には、もうひとつの石橋、年禰橋が、さらに対岸には熊延鉄道遺構・八角トンネル、第一津留川橋梁橋脚もあり、散策には絶好のエリアになっています。
また同じ坂本地区には、日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道)も。

二俣橋
名称 二俣橋/ふたまたばし
所在地 熊本県下益城郡美里町小筵
関連HP 美里町公式ホームページ
ドライブで 九州自動車道松橋ICから約11km。阿蘇くまもと空港から約29km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 美里町教育委員会社会教育課 TEL:0964-46-2038
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

熊延鉄道遺構・八角トンネル

熊本県下益城郡美里町小筵にあるのが、かつて熊本市の南熊本駅から下益城郡砥用町(現・美里町)の砥用駅を結んだ熊延鉄道(ゆうえんてつどう)の遺構・八角トンネル。八角トンネルは通称で、実はトンネルとはいうものの、切通しを防護する八角形の落石除けシ

日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道)

熊本県下益城郡美里町坂本、「西の比叡山」とも称される釈迦院(八代市泉町)の表参道である御坂にあるのが、日本一の石段(釈迦院御坂遊歩道)。旧中央町(平成16年、砥用町と合併し美里町に)が、地域の活性化のため築かれた3333段の石段で、文化遺産

 

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