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貴船神社

貴船神社

京都市街を流れる鴨川の上流、貴船川の畔にある貴船神社(きふねじんじゃ)は奈良時代の創建で、高靈神(たかおかみのかみ)を祀る古社。全国に約450社ある貴船神社の総本社で、水を司る神様を祀り、農耕のための信仰を集めてきました。また、和泉式部が復縁を願った故事に習い、縁結びの神様としても人気です。

鴨川の水源として水の神を祀る社

貴船は「氣生根(きふね)」とも呼ばれ、水はすべての根源であることから、氣力が生まれる根源の地とされていました。
平安時代の末期、鞍馬山で修行をしたという伝説を生んだ源義経が源氏再興を祈願したのもこの社。

平安時代の有名な女流歌人・和泉式部(いずみしきぶ)も夫の心変わりに悩んで貴船神社に参拝し、夫婦仲が円満になったとのこと。
伝説の縁結びパワーは、本社にある「結び文」に願いを書き、貴船川の上流へ徒歩5分の結社に結び合わせて祈願すると霊験あらたかで願いごとが叶うとか。
恋愛だけでなく、会社や学校との縁結び(つまりは合格)も可能とか。

まず本宮に参拝、さらに奥宮(徒歩15分)へ、その帰りに結社(ゆいのやしろ、通称・中社)へお参りするのが古くからの習わし。

ぜひチャレンジしたいのが「水占(みずうら)みくじ」。
箱のなかから好きな1枚を選び、境内の霊泉に浮かべると、あら不思議、水の霊力によって大吉、中吉などの文字が浮かび上がってきます。
乾燥すると再び文字が見えなくなるのでおみやげ的にも活用可能。

毎年3月9日に『雨乞い祭り』が、6月1日に『貴船祭り』、7月7日の七夕には『水祭り』が執り行なわれています。
貴船神社周辺は新緑、避暑、紅葉の名所でもあり、紅葉の見頃は例年11月上旬~下旬。

奥宮の入口
水占みくじ
絵馬発祥の地
その昔、日照りには本物の黒馬を、長雨には白馬または赤馬を献上して祈願していましたが、平安時代に「板立馬」に変えて奉納したのが、絵馬の起源。
つまり貴船神社は絵馬発祥の地というわけなのです。

貴船神社 3つのチェックポイント

鴨川の最上流にあり水を司る神様が鎮座する
縁結びに御利益大!は平安時代から有名
絵馬のルーツというのが実は貴船神社!

雪の参道
貴船神社
名称 貴船神社/きふねじんじゃ
所在地 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
関連HP 貴船神社公式ホームページ
電車・バスで 叡山電鉄鞍馬線貴船口駅から京都バスで5分、貴船下車すぐ。または徒歩30分
ドライブで 名神高速道路京都南ICから約22km
駐車場 10台/有料
問い合わせ 貴船神社 TEL:075-741-2016
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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