京都府長岡京市にある菅原道真(すがわらのみちざね)を祭神とする古社が長岡天満宮。菅原道真が九州・大宰府(だざいふ)に左遷されるにあたり、在原業平(ありわらのなりひら)と詩歌管弦を楽しんだ長岡に立ち寄り、名残りを惜しんだという。その縁で、菅原道真自作の木像を祀ったのが長岡天満宮の創始と伝えられています。
キリシマツツジの開花期は実に見事
平安時代、現在の長岡京市には菅原道真の所領があったとされ、在原業平らとしばし遊行したゆかりの地と伝えられています。
大宰府へと旅立つ際、都を振り返って名残を惜しんだことから 「見返り天神」とも呼ばれています。
菅原道真の近臣だった中小路家の始祖・中小路宗則、西小路祐仲、東小路祐房らは大宰府に随行し、道真の大宰府没後、道真自作の木像をこの地に祠を建て祀ったのが始まり。
江戸時代までは10万坪を誇る境内でしたが、明治維新で8万坪を上地し、現在の社地は2万坪になっています。
境内の東に広がる八条ヶ池は寛永15年(1638年)に造成した灌漑用の溜池で周囲は1kmという広大なもの。
南北に細長く続く池の中央を横断する中堤は天満宮の参道で、架けられた石造太鼓橋は加賀前田藩の寄進です。
現存する本殿(伊東忠太設計)は昭和16年に平安神宮から移築したもの。
中堤と池の北東に位置する中島を結ぶ水上橋は、なんと総檜造り。この水上橋を含め「八条ヶ池ふれあい回遊の道」も整備されているので、参拝後にはぜひ散策を。
4月下旬には湖畔一帯ににキリシマツツジが咲き誇ります。
毎月25日は縁日祭(天神様のご縁日)、例大祭は10月9日に斎行。
名称 | 長岡天満宮/ながおかてんまんぐう |
所在地 | 京都府長岡京市天神2-15-13 |
関連HP | 長岡天満宮公式ホームページ |
電車・バスで | 阪急京都線長岡天神駅から徒歩5分、JR長岡京駅から徒歩15分 |
ドライブで | 名神高速道路大山崎ICから約3km |
駐車場 | 長岡天満宮第1駐車場(最初40分まで無料、以降有料)、第2駐車場(有料) |
問い合わせ | TEL:075-951-1025/FAX:075-951-2859 |
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