京都・東山五条にある大谷本廟(おおたにほんびょう)は、浄土真宗本願寺派本願寺(西本願寺)の飛地境内で、宗祖・親鸞聖人や歴代宗主の廟所(墓所)。大谷本廟の場所は、親鸞荼毘の延仁寺の跡地。親鸞聖人の側で眠りたいという多くの信者がここに納骨し、境内には一般信者の墓もあり、有名人では司馬遼太郎が眠っています。
宗祖・親鸞聖人が付された鳥辺山にある西本願寺の飛地境内
宗祖・親鸞聖人は、弘長2年11月28日(1263年1月16日)に、「善法坊」(現在の角坊=すみのぼう、西本願寺の飛地境内)で入寂。
鳥辺山南辺(現在の大谷本廟の御荼毘所)で火葬され、遺骨は鳥辺野北辺の 「大谷」 に納められました。
その後、現在の知恩院の山門近くに移転するなどしましたが、慶長8年(1603年)、現在地に移り、この地が「大谷」と呼ばれるようになりました。
親鸞聖人の墓所である祖壇の前に建つ明著堂は、宝永6年(1709年)築。
仏殿(本堂)は、明治3年の再建。
本廟会館では納骨や読経の受付のほか、売店・喫茶・食堂が営業。
納骨には「祖壇納骨」、「無量寿堂納骨」、「墓地納骨」があり、親鸞聖人の近くに眠ることができる「祖壇納骨」は、合葬となるものの、年間1万5000件も納骨しているのだとか。
祖壇納骨(小型容器)永代経で、1体につき6万円以上という手軽な懇志で、人気があります。
ちなみに大谷墓地の新勧学谷には司馬遼太郎(しばりょうたろう)の墓もあります。
大谷本廟 | |
名称 | 大谷本廟/おおたにほんびょう |
所在地 | 京都市東山区五条橋東6-514 |
関連HP | 大谷本廟公式ホームページ |
電車・バスで | 京阪清水五条駅から徒歩15分 |
ドライブで | 名神高速道路京都南ICから約7.9km |
駐車場 | 30台/無料(彼岸・お盆・年始期間は利用不可) |
問い合わせ | 大谷本廟 TEL:075-531-4171/FAX:075-531-2072 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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