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因幡万葉歴史館『第25回万葉集~朗唱の会~』|2024

2024年11月3日(日・祝)9:00〜11:20、鳥取県鳥取市の因幡万葉歴史館で『第25回万葉集~朗唱の会~』。国司として任官した因幡国(鳥取県)ゆかりの歌を含め、大伴家持が詠んだ万葉歌470余首を順次リレー方式で参加者全員が万葉衣装を着て、自由な朗唱方法で朗唱するもの。

かつて因幡国の国司として大伴家持が赴任

「因幡万葉歴史館」のある鳥取市国府町は、その名の通り、因幡国(いなばのくに=現・鳥取県)の国府があったと推測される地。
鳥取市国府町中郷からは平安時代末期から鎌倉時代にかけての国衙(こくが=国司が赴任する役所が置かれていた区画)の遺構が発掘され、現在は史跡公園として整備されています。

因幡国分寺跡も国府町から塔跡と南門などが確認されていますが、国分尼寺跡はまだ見つかっていません(法花寺集落の周辺と推定)。

万葉歌人としても有名な大伴家持(おおとものやかもち)は、因幡国の国司(因幡守)として天平宝字2年(758年)に因幡国庁に任官し、数年を因幡国で暮らしています。
「因幡万葉歴史館」の「歴史本館」には、大伴家持ホールに山陰ゆかりの万葉歌を展示するほか、国府町に残る史跡・梶山古墳や岡益石堂などの遺跡を詳細に紹介、古代史ファンには必見のコーナーになっています。

大伴家持は、因幡国に赴任した翌年の元旦に「新しき年の始の初春の今日降る雪のいや重け吉事(あらたしきとしのはじめのはつはるのきようふるゆきのいやしげよごと)」と、万葉集の最後を飾る歌を詠んでいます。
因幡国と、大伴家持、万葉集とはそんな深い関係があったのです。
『万葉集~朗唱の会~』では因幡国ゆかりの歌を含め、大伴家持が詠んだ万葉歌470余首をリレースタイルで朗唱。

「万葉と神話の庭」で行なわれた『曲水の宴』
因幡万葉歴史館『第25回万葉集~朗唱の会~』|2024
開催日時2024年11月3日(日・祝)、万葉集朗唱の会は9:00〜12:00
所在地鳥取県鳥取市国府町町屋726
場所因幡万葉歴史館伝承館、万葉と神話の庭
関連HP因幡万葉歴史館伝承館公式ホームページ
電車・バスでJR鳥取駅駅前バスセンターから日ノ丸バスで因幡万葉歴史館、または、因幡万葉歴史館入口下車、徒歩5分
ドライブで鳥取自動車道鳥取ICから約8.4km
駐車場100台/無料
問い合わせ因幡万葉歴史館伝承館 TEL:0857-26-1780/FAX:0857-26-1781
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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