日本三大灯籠といわれる巨大な灯籠は、すべて佐久間灯籠(さくまどうろう)と呼ばれるもので、佐久間勝之(さくまかつゆき)が、大坂夏の陣の鎮魂を込めて南禅寺(京都)に、自身の難破を祈願した故郷の熱田神宮(名古屋)に、そして東照大権現(徳川家康)を祀る上野東照宮に奉納したもの。
南禅寺・佐久間灯籠|京都市
所在地:京都府京都市左京区南禅寺福地町(南禅寺三門前)
奉納年:寛永5年(1628年)
高さ:6m
目的:大坂夏の陣で戦死した兵たちの菩提を弔うため(佐久間勝之は大坂夏の陣で活躍)。南禅寺三門は、同じ目的で同年、藤堂高虎が寄進
熱田神宮・佐久間灯籠|名古屋市
所在地:愛知県名古屋市熱田区神宮1-1-1(正参道と東参道の交差する場所)
奉納年:寛永7年(1630年)
高さ:7.45m
目的:海難にあった際、熱田神宮に祈ったところその加護によって救われたことに感謝
上野東照宮・お化け灯籠|東京都台東区
所在地:東京都台東区上野公園9-88
奉納年:寛永8年(1631年)
高さ:6.06m
目的:藤堂高虎が上野にあった自邸内に東照社を創建したため
日本三大灯籠とは!? | |
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