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ギネス認定「世界一長いベンチ」は、日本海に沈む夕日のビュースポット

世界一長いベンチ

石川県羽咋郡志賀町の増穂浦海岸、「サンセットヒルイン増穂」にあるのが、全長460.9mの長〜いベンチ。「日本海に沈む夕日を見てほしい」という地元住民の思いを受け、昭和62年、延べ830人のボランティアの手で築かれたもので、平成元年には「世界一長いベンチ」としてギネス世界記録に認定されています。

常設のベンチとしては今も「世界一長いベンチ」

年配の旅好きの人、そして北海道ツウの人なら、「世界一長いベンチはたしか帯広に」と考える人もいるかもしれません。
北海道帯広市の緑ヶ丘公園・グリーンパークに昭和56年に設置されたのが全長400m、1282人が座ることができるという長いベンチで、「世界一長いベンチ」としてギネス世界記録に認定されていました。
令和5年にはペンキの塗り直しも行なわれ、茶色のペンキが塗られて、今も現役です。

その「世界一長いベンチ」を塗り替えて昭和62年に誕生したのが志賀町のベンチ。
能登半島地震の影響で壊れた部分もありましたが、能登ヒバを使って令和6年5月11日にリニューアルが完了、「ベンチからの眺めは志賀町が誇る観光資源。多くの人に見に来てもらい震災からの復興を成し遂げたい」(稲岡健太郎町長)と挨拶しています。

地元でも「以前よりきれい」と評判ですが、国内には志賀町を超えるベンチも。
富山県南砺市にある瑞泉寺前に設置された全長653.02mのベンチで「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2011」で生まれたもので、ギネス世界記録にも認定されていますが、常設ではなく、単にイベントとして記録達成(その断片のみ現存)。

現在世界一長いベンチとされるのはブルガリア・パザルジクにある1015mのベンチで、2020人が座れる長さですが、ベンチの間に小さなテーブルのようなものがあり、単体のベンチと見なされないため、ギネス世界記録には認定されていません。

というわけで、目下、座ることのできるギネス世界記録認定「世界一長いベンチ」(Guinness Book of Records as “the longest bench in the world”.)は、志賀町ということに!

ギネス認定「世界一長いベンチ」は、日本海に沈む夕日のビュースポット
名称 世界一長いベンチ(サンセットヒルイン増穂)/せかいいちながいべんち(さんせっとひるいんますほ)
所在地 石川県羽咋郡志賀町富来領家町
関連HP 世界一長いベンチ公式ホームページ
電車・バスで JR羽咋駅から能登西部バス富来行きで1時間3分、終点下車、タクシーで6分
ドライブで 能登有料道路西山ICから約20km
駐車場 能登リゾートエリア増穂浦駐車場(海水浴シーズンは有料)、道の駅とぎ海街道駐車場など
問い合わせ 志賀町観光協会 TEL:0767-42-0355/FAX:0767-42-2664
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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