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日本最長の鉄道橋梁は、東北新幹線に!

第一北上川橋梁

新幹線の鉄道橋梁といえば、富士山を眺める絶景スポットで知られる富士川橋梁(静岡県富士市)が有名ですが、全国に14万ヶ所といわれる鉄道橋梁のうち、最長を誇るのが東北新幹線・第一北上川橋梁。3869mもあり、関西国際空港連絡橋(3849m)をわずかに凌いで日本一の座についています。

陸上の橋としては道路橋を含めても日本最長!

東海道新幹線で最長の富士川橋梁の長さは、1373m。
東北新幹線・第一北上川橋梁はその3倍近くの長さがありますが、実は、北上川橋梁の名がありますが、北上川を渡るだけでなく、一関遊水地を高架橋で通り抜けるため、4km弱という長い橋が誕生したのです。

一関遊水地は、北上川の洪水の際、岩手県一関市街地が水没しないよう、田んぼに水をためる場所で、昭和22年カスリン台風、昭和23年アイオン台風の洪水による大水害を契機に計画され、昭和47年に着工したもの。
普段は遊水地の有効利用ということで田んぼとなっているため、車窓からは田んぼを眺める感じとなって、橋だということに気が付きません(単なる高架部分に思えます)。

第一北上川橋梁は、一ノ関駅側から第一遊水地(820ha)を縦断、北上川を渡ってトンネルに入るかたちで、この一関遊水地を通り抜けています。

ちなみに道路橋を含めた日本の長大橋は、1位が東京湾アクアブリッジ(4425m)、2位明石海峡大橋(3911m)でいずれも海上橋。
3位が第一北上川橋梁なので、陸上の橋としては日本最長ということになります。

鉄道橋は「鉄道の華」ともいわれるので、東北新幹線に乗車した際には一ノ関駅を出たら(あるいは通過したら)、窓の外をぜひ眺めてください。
ただし「はやぶさ」はトップスピードの300km/h超で走行する区間なので、あっという間です。

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