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日本で一番「短い駅間」はなんと200m、その理由とは!?

日本で一番「短い駅間」(駅と駅の間の距離)は、普通鉄道では松浦鉄道・西九州線の中佐世保駅〜佐世保中央駅、そして筑豊電気鉄道・黒崎駅前駅〜西黒崎駅で、ともにわずか200mしかありません。松浦鉄道は、国鉄・松浦線が昭和62年にJR九州に、そして昭和63年に3セク化したもの。なぜこんな駅間がと疑問も浮かびます。

佐世保中央駅は商店街の玄関駅として3セク化後に誕生

現・松浦鉄道の中佐世保駅の開業は国鉄時代の昭和39年7月15日、いかにもターミナル駅的な名称の佐世保中央駅は、平成2年3月10日、つまりは平成になって、自治体出資の3セク化してから誕生した新駅ということに。

松浦鉄道は、長崎県、相浦機械(佐世保のガントリークレーンなどを製造する大型機械メーカー)、西肥自動車、ラッキー自動車(佐世保のタクシー)、佐世保市などが出資する3セクで、出資者の多い佐世保市街の活性化を目的に、市街地の中核的な存在である四ヶ町アーケードのすぐ横に駅を新設したもの。

四ヶ町商店街は、「日本一距離の長いアーケード街」といわれる「さるくシティ4○3」を佐世保玉屋、三ヶ町商店街とともに形成。
駅にも「日本一長い「さるくシティ4〇3アーケード」の駅」という愛称が付けられています。

もうひとつの最短区間が、筑豊電気鉄道の黒崎駅前〜西黒崎。
西鉄北九州線と相互乗り入れを行なっているため路面電車タイプの車両を使用していますが、鉄道の扱い。
というわけで黒崎駅前も電停ではなく、黒崎駅前駅です。
西黒崎駅は、国道3号黒崎バイパスの建設工事に伴い、令和3年10月1日から4年をめどに休業中。

佐世保中央駅
日本で一番「短い駅間」はなんと200m、その理由とは!?
所在地 長崎県佐世保市島瀬町1〜10
場所 中佐世保駅〜佐世保中央駅
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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