サイトアイコン ニッポン旅マガジン

津偕楽公園

津偕楽公園

三重県津市広明町にある桜の名所として知られる公園が津偕楽公園。江戸時代には津藩主の鷹狩り場で、休憩施設となる御殿があったことから御殿山と呼ばれていた場所。明治10年に三重県公園として整備された歴史ある公園で、津公園と通称されています。

幕末の津藩主・藤堂高猷の山荘跡が公園に

安政6年(1859年)、津藩11代藩主・藤堂高猷(とうどうたかゆき)が山荘を築いたため、その後は「御山荘山」(ごさんそうやま)と呼ばれています。
公園の名前は、かつて園内の亭舎に「偕楽園」の扁額が掲げられていたことに由来し、偕楽は藤堂高猷の俳号。

今ある桜のルーツは、山荘に江戸・染井村(現在の東京都豊島区染井)の別邸から染井村で生まれた江戸桜(染井吉野)を取り寄せて植えたもの。
その山荘があった一帯を明治10年に県立公園にしたもので、現在は「津公園」の愛称で親しまれています。

自然の丘陵を活かして花木岩石を配し、池には八ツ橋が架けられています。
6.5haもの広々とした園内には1250本の桜、1000株のツツジが植栽され、毎年開花期の3月下旬〜4月上旬には『津偕楽公園春まつり』が開催。
とくに250個のぼんぼりに照らされた風情たっぷりの夜桜が人気。

公園内に静態保存されるD51 499は、関西線、紀勢線、参宮線で活躍したSL。
205万kmを走り、昭和48年、公園に静態保存されました。

ちなみに、津地方気象台の梅、桜の開花標準木は、津偕楽公園の園内にあります。

津偕楽公園
名称 津偕楽公園/つかいらくこうえん
所在地 三重県津市広明町147-1
関連HP 津市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR・近鉄名古屋本線津駅から徒歩3分
ドライブで 伊勢自動車道津ICから約4km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 津偕楽公園事務所 TEL:059-226-1311
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了