宮城県柴田郡柴田町にある山城で、伊達騒動とも呼ばれる寛文事件。その寛文事件をテーマにした山本周五郎原作のNHK大河ドラマ『樅の木は残った』(昭和45年放映、主演・平幹二朗)で有名になった仙台藩家老・原田甲斐宗輔の館跡(船岡城跡)を公園にしたもの。眼下に流れる白石川の堤の桜並木とともに「日本さくら名所100選」に選定。
『樅の木は残った』の題名のヒントとなったモミの木が二の丸に
船岡城は、天文年間(1532年〜1555年)に四保定朝が築城。
1615(元和元)年、原田宗資が城主となり、伊達騒動の当事者となった原田宗輔(はらだむねすけ=原田甲斐)は、原田宗資の子。
原田宗輔は1619(元和5)年、仙台藩着坐・原田家に原田宗資の長男として船岡城で生誕。
父・宗資の死去によりわずか5歳で家督を継ぎ、原田家第19代の当主となり、仙台藩奉行首席となって二の丸で政務を司っていたのだとか。
山本周五郎が江戸時代前期に仙台藩伊達家で起こったお家騒動「伊達騒動」を題材に、時代小説『樅の木は残った』を執筆した際に、題名のヒントととなった樅の木が公園内の二の丸にあることから、NHK大河ドラマが放送されて以来、全国的に有名になっています。
伊達騒動で原田氏は改易され、柴田氏が5000石で復帰し、明治維新まで船岡城は城としての機能を保ちました。
江戸時代には、山頂にある本丸・二の丸から山腹の三の丸へと機能が移り、修築時には三の丸を要害としての防御を固めています。
三の丸は公園として大きく姿を変え、往時を偲ぶものがありません。
山頂部の本丸・二の丸には、腰曲輪や幾段もの小曲輪、土塁、空濠が残されてはいますが、公園以外は森となっていて、見学することが困難です。
桜、アジサイ、曼珠沙華など四季の花が咲く
駐車場から公園の山頂まで305mのスロープカー(期間限定運行)を利用すればソメイヨシノなど約1000本の桜のトンネルを抜けながら柴田の町を見渡すことが可能。
本丸跡には高さ24mの船岡平和観音が立っています。
観音像広場南側には「コミュニティガーデン花の丘 柴田」があってチューリップやバラをはじめとする100種類以上の季節の花が植栽されています。
眼下に流れる白石川の堤の桜並木(一目千本桜)も開花期には実に見事。
例年4月上旬〜下旬にかけてが見頃で『しばた桜まつり』が開催され、三ノ丸広場、しだれ桜(駐車場脇)、船岡平和観音像広場(山頂)、しばた千桜橋のライトアップも実施(18:30~21:00)。
アジサイも1600本が植栽され、例年6月下旬~7月中旬頃に見頃に。
平成26年には県内初のアジサイの花まつりが開催されています。
例年9月下旬頃、船岡城址公園の登り口(桜坂)から三の丸門裏手、リコリス坂などが曼珠沙華(まんじゅしゃげ=彼岸花)で赤く染まります。
10月20日〜11月10日頃には「柴田町菊の会」主催の『みやぎ大菊花展柴田大会』が行なわれ、その年のNHK大河ドラマの一場面を「菊人形」で作成し展示されるほか、多くの菊が並びます。
例年12月第1土曜〜12月25日頃には船岡城址公園・平和観音広場を会場に『しばた光のページェント』のイルミネーションが施され、桜の木々にLEDを装飾し、平和観音像をライトアップ。
東北本線の船岡駅は、伊達騒動の中心的存在であった原田甲斐の居城・船岡城を模して建設された駅。
『東北の駅100選』に選出されています。
船岡城址公園 | |
名称 | 船岡城址公園/ふなおかじょうしこうえん |
所在地 | 宮城県柴田郡柴田町船岡館山95-1 |
関連HP | 柴田町観光物産協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR船岡駅から徒歩15分 |
ドライブで | 東北自動車道白石ICから約13km |
駐車場 | 350台/無料 |
問い合わせ | 柴田町観光物産交流館さくらの里 TEL:0224-87-7101 |
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