宮城県栗原市、栗駒山(1626.5m)の南麓に広がる、「尾瀬に並ぶ」といわれる高層湿原が世界谷地原生花園。世界谷地とは文字通り、広い(世界)・湿原(谷地)の意で、栗駒山の南に派生した尾根上の、大地森(1173m)と揚石山(あぐろしやま/869.7m)、秣森(まぐさもり/778.7m)という火山に囲まれた盆地(15ha)が湿原化したもの。
ブナの原生林に囲まれた東北有数の湿原
標高700m内外の凹地に、深さ1.3mの泥炭層の上をミズゴケが覆い、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、水芭蕉、コバイケイソウなどの湿原植物が群落を形成しています。
6月下旬~7月上旬ごろのニッコウキスゲはとくに有名です。
周囲を水源涵養作用のあるブナの原生林が囲み、その新緑とのコントラストも見事。
湿原内は世界谷地自然研究路が整備され、自然観察を楽しむことができます。
駐車場から大地森登山コースを歩けば、第1湿原分岐、さらに歩けば第2湿原の分岐。
駐車場から第1湿原まで徒歩15分。
第2湿原へは駐車場から徒歩25分。
第1湿原の標高は690m~700mで、駐車場から100mほど登ることになります。
栗駒山麓ジオパークのジオサイト「高層湿原」にもなっています。
名称 | 世界谷地原生花園/せかいやちげんせいかえん |
所在地 | 宮城県栗原市栗駒沼倉栗駒国有林内 |
関連HP | 栗原市公式ホームページ |
電車・バスで | JRくりこま高原駅からタクシーで1時間 |
ドライブで | 東北自動車道若柳金成ICから約36km |
駐車場 | 60台/無料 |
問い合わせ | 栗駒市商工観光部田園観光課 TEL:0228-22-1151 |
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