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蕪栗沼

蕪栗沼

宮城県大崎市にあるオオヒシクイ、オオハクチョウ、コハクチョウ、マガンの飛来地として知られるのが蕪栗沼(かぶくりぬま)。とくにマガンは日本有数の飛来地になっています。周辺を含め、蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区(特別保護地区)、そして「蕪栗沼・周辺水田」としてとしてラムサール条約にも登録されています。

10月中旬〜2月上旬にマガンを観察

沼という名がありますが、大部分はヨシやマコモで覆われている湿地で、沼を干拓した水田に囲まれています。

渡り鳥が害鳥とみなされることもありましたが、現在では、冬期にも田に水を張る「ふゆみずたんぼ」(事業主体は伸萠ふゆみずたんぼ生産組合)が行なわれています。
田んぼを農業湿地として、餌場、休息地を提供すると同時に、鳥たちが田の虫を食べ、リン酸を多く含んだ糞をすることで、土をつくるという効果も生まれました。
さらに鳥類が雑草を捕食するので、除草剤を使う必要もなくなり、害鳥といわれ続けたマガンでしたが、「ふゆみずたんぼ」によって渡り鳥と農業の共生を目指すことができるように変化したのです。
「ふゆみずたんぼ」12月~2月に行なわれ、開始の12月には土づくりのために10aあたり米ぬか60kgとくず大豆50kgが散布され、イトミミズの活動を活発にしています。

ふゆみずたんぼ農法で生産された米は「ふゆみずたんぼ米」というブランド米になっています。

国の天然記念物に指定されているマガンの越冬地で、シベリアから日本国内に飛来する半数の7万羽が越冬する最大級の越冬地で、10月中旬〜2月上旬が観察シーズンになっています。

日の出20分前の飛び立ち、日没20分後の塒(ねぐら)入りの光景は圧倒的な迫力があります
北・南・西の3つの駐車場がありますが、野鳥観察の観察施設、トイレなどは整備されていません。
マガンの観察には南駐車場を利用し、白鳥地区南水面まで徒歩5分、沼中央の水面まで徒歩30分。
夕方は足元が見えなくなる前に車に戻るように。

9kmほど北の伊豆沼・内沼もラムサール条約登録湿地で、マガンの飛来地ですが、オオハクチョウの日本一の越冬地として有名。
一帯は、マガン、オオハクチョウの日本随一ともいえる越冬地なのです。

蕪栗沼
名称 蕪栗沼/かぶくりぬま
所在地 宮城県大崎市田尻蕪栗大沼
関連HP 大崎市公式ホームページ
ドライブで 東北自動車道長者原スマートICから約17km
駐車場 北・南・西駐車場を利用
問い合わせ 田尻総合支所地域振興課 TEL:0229-39-1115/FAX:0229-39-3100
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

伊豆沼・内沼

宮城県栗原市と登米市(とめし)の境界にある自然の湖沼が伊豆沼・内沼。面積は伊豆沼が369ha、その南側の内沼が122haで合計491ha。水深は平均80cm、最大1.6mと浅いのですが宮城県では最大面積を誇る自然の湖沼です。豊かな自然が残さ

 

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