JR東日本が在来線の研究開発を効率的に推進するために、首都圏の在来線に走らせている試験電車が、「MUE-Train」(ミュートレイン)。車両は京浜東北線で使用していた 209系電車を改造したもので、2008年11月に登場、今も神出鬼没で首都圏の在来線に登場しています。
幻の209系は、まさに「神出鬼没のレア車両」
車両の性能向上に関する開発、次世代車両制御システムの開発、営業用車両を用いた地上設備の状態監視用機器の開発に関わる走行試験が行なわれ、現在では次世代車両制御システムの開発を目的にした運転が行なわれています。
1993年に登場、京浜東北線・根岸線で活躍した209系0番台ウラ2編成(10両)のうち7両を使用して2008年10月に長野総合車両センターで改造された事業用直流電車。
京浜東北線・根岸線では2007年に廃車、もしくは南武線などに転用され、すでに懐かしい車両のひとつとなっています。
MUE-Trainは現在、川越線の指扇駅〜南古谷駅間にある川越車輌センター(JR東日本首都圏本部の車両基地)に所属。
2025年4月17日(木)には大宮駅〜蓮田駅の宇都宮線を走っています。
1月には青梅線を奥多摩駅まで走行しているので、まさに「神出鬼没のレア車両」といった感じです。
ドクターイエローなどの検測車両同様、運行日やダイヤなどは公開されていませんが、検測車両はパターン化された運用があるため、「MUE-Train」(ミュートレイン)はさらにレアな車両ということになります。
ちなみにMUE-Train は 、MUltipurpose Experimental Train (多目的試験電車)を略した名称。
よく見ると京浜東北線・根岸線で活躍した209系の雰囲気があります。
首都圏のJR在来線に走る、謎の電車「MUE-Train」(ミュートレイン)とは!? | |
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