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大光寺

大光寺

宮崎県宮崎市佐土原町、城下町・佐土原の宝搭山麓に建つ臨済宗妙心寺派の寺が大光寺。本尊は十一面観世音菩薩。建武2年(1335年)、岳翁長甫(がくおうちょうほ)が開山、領主の伊東祐聡(いとうすけふさ)が開基した古刹です。江戸時代には、佐土原藩の廟所となり、島津氏の保護を受け、隆盛しました。

江戸時代には、佐土原藩の廟所に

仏師・康俊(こうしゅん=鎌倉時代末期に活躍した興福寺大仏師、南都大仏師)が貞和4年(1348年)に彫った「木造騎獅文殊菩薩及脇侍像(五躯)附木造天蓋一面」(もくぞうきしもんじゅぼさつわきじつきてんがいいちめん)、そして「乾峯士曇墨蹟(六種)」(けんぽうしどんぼくせきろくしゅ=京都東福寺の乾峯士曇が、大光寺開山の岳翁長甫に宛てた書状)は国の重要文化財。
文殊菩薩像は、底板にある記銘により貞和4年(1348年)、康俊の制作と判明し、4人の侍者(優填王・最勝老人・善財童子・仏陀波利三蔵)を従えた渡海文殊の姿を表しています。

耳病平癒の「耳だれ仏」として親しまれている木造地蔵菩薩半跏像(一躯)は宮崎県の文化財に指定されています。

岳翁長甫は大光寺のほか、興聖寺、大乗寺、正法菴、霊光寺、極楽寺、寶聚寺などを開き、宝塔山山麓に禅宗の一大道場を築いています。

大光寺
名称 大光寺/だいこうじ
所在地 宮崎県宮崎市佐土原町上田島767-6
電車・バスで JR佐土原駅からタクシーで6分
駐車場 30台/無料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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