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「椎葉のマチュピチュ」仙人の棚田

「椎葉のマチュピチュ」仙人の棚田

宮崎県東臼杵郡椎葉村(しいばそん)、耳川沿いに走る国道327号から少し入った下松尾地区にあるのが、「椎葉のマチュピチュ」と称される仙人の棚田。『椎葉の四季フォトコンテスト』がきっかけで、仙人の棚田が、 絶景スポットとして一躍注目されるようになっています。

耳川を隔てた対岸の山中、大いちょう展望台から一望に

水が張られた田植え後の棚田、早朝に霧が立ち込め雲海の上に浮かぶ棚田、そして収穫の秋の黄金色に輝く稲穂と四季折々の絶景を楽しむことができます。
日本三大秘境にも数えられる九州山中の椎葉村ですが、「標高450mと村内では低い地域」(椎葉村役場)とのこと。
村面積の96%が山林という椎葉村にあって、山の斜面を切り開いて棚田にした場所は、貴重な耕作地ということに。

水源確保が難しく、焼畑農業が主流だった集落ですが、幕末ころに5km離れた谷から水路を開削、庄屋が中心となって田んぼとしたのです。
棚田を見下ろすようにそびえ立つ「松尾の大イチョウ」は宮崎県の天然記念物に指定。

先人から受け継いできた相互扶助の精神「かてーり」で今も貴重な棚田が保全され、「仙人の棚田米」を生産しています。

椎葉村を含む高千穂郷・椎葉山地域は、世界的に貴重な山間地農林業複合システムとして世界農業遺産にも認定。

対岸の山中に築かれた大いちょう展望台からなら仙人の棚田を一望にできます。
「早朝なら雲海の中に棚田が浮かんでいるように見えることもある」というので、できれば周辺に1泊することをおすすめします。

ちなみに九州では西椎屋の景「宇佐のマチュピチュ」もマチュピチュ的風景として人気で、「椎葉のマチュピチュ」は後発ということになります。

「椎葉のマチュピチュ」仙人の棚田
名称 仙人の棚田/せんにんのたなだ
所在地 宮崎県東臼杵郡椎葉村松尾下松尾
関連HP 椎葉村公式ホームページ
ドライブで 東九州自動車道日向ICから約62km
問い合わせ 椎葉村観光協会 TEL:0982-67-3139/FAX:0982-67-3155
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

鶴富屋敷(那須家住宅)

宮崎県東臼杵郡椎葉村(しいばそん)、椎葉村の中心部、下福良(しもふくら)地区にある椎葉民家を代表する古民家で、国の重要文化財に指定されるのが鶴富屋敷(那須家住宅)。建築年代は、江戸時代後期の文政年間(1818年〜1831年)と推定されていま

日蔭の棚田

宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町、祇園山の麓、五ヶ瀬川に沿って広がる棚田が、日蔭の棚田(ひぞえのたなだ)。「日本の棚田百選」にも選定され、近くには五ヶ瀬のしだれ桜が咲き、名水百選選定の妙見神水も湧いています。国道265号(ひむか神話街道)沿いにあり、

宇佐のマチュピチュ

耶馬渓最南部の大分県宇佐市院内町西椎屋(にししいや)にある景勝地。円錐形をした山の峰と棚田の風景が、世界遺産であるペルー・マチュピチュの空中都市に似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれています。「マチュピチュの景」とも「西椎屋の景」

 

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