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法隆寺 絵殿・舎利殿

夢殿のある法隆寺の東院伽藍にある建物で、絵殿には江戸時代に描かれた聖徳太子の事績を描いた障子絵が収められ、舎利殿には聖徳太子が2歳の春に東に向って合掌した際、手の中から現れたという舎利(釈迦の遺骨)を安置しています。建物は鎌倉時代の建立でともに国の重要文化財。

障子絵と舎利を安置する堂

舎利は、正月三が日に行なわれる「舎利講」の時のみ御開帳されています。

大宝蔵院に収蔵された夢違い観音像は、絵殿の本尊だった仏像で、この仏像に祈れば悪夢を吉夢に変えてくれるという信仰を生んだ伝説の仏像。

絵殿の三方の壁面五間には、当初、摂津国(現・大阪府)の絵師・秦致貞(はたのちてい)が1069(延久元)年に描いた「聖徳太子絵伝」の障子絵(国宝)が飾られていました。太子の60の事蹟をちりばめて構成する大画面説話画で、聖徳太子の説話画としても最古の作品となっていますが、明治11年、皇室に献上され、現在は「法隆寺献納宝物」として東京国立博物館の所蔵となっています。

法隆寺は「法隆寺地域の仏教建築物」として世界遺産に登録。

法隆寺 絵殿・舎利殿
名称 法隆寺 絵殿・舎利殿/ほうりゅうじ えでん・しゃりでん
Horyuji Temple,Eden(Picture Hal)and Shariden(Buddhist Ashes Hall)
所在地 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
関連HP 法隆寺公式ホームページ
電車・バスで JR法隆寺駅から徒歩20分。または奈良交通バス法隆寺門前行きで8分、終点下車すぐ。あるいは、近鉄橿原線筒井駅から奈良交通バス王寺駅行きで12分、法隆寺前下車、徒歩5分
ドライブで 西名阪自動車道法隆寺ICから約2.5km
駐車場 法隆寺観光自動車駐車場(20台/有料)
問い合わせ 法隆寺 TEL:0745-75-2555
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

法隆寺

2017年11月26日

 

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