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後醍醐天皇陵

後醍醐天皇陵

奈良県吉野郡吉野町吉野山、如意輪寺境内にあるのが後醍醐天皇陵(ごだいごてんのうりょう)。鎌倉幕府を倒して建武新政を実施したものの、足利尊氏(あしかがたかうじ)の離反により、南朝政権(吉野朝廷)の樹立を余儀なくされた後醍醐天皇。その陵墓・塔尾陵(とうのおのみささぎ)は、吉野山にあります。

天皇家の陵墓としては唯一北向き

後醍醐天皇は、悲願の京入りをはたせぬままに義良親王(のりよししんのう=後村上天皇)に譲位し、吉野・金輪王寺(現在の金剛峯寺・蔵王堂西の吉野朝宮跡)で崩御。
義良親王は、住吉行宮(現在の大阪市住吉区墨江にあった仮の御所)が御所だったため、荘厳浄土寺(現・大阪府大阪市住吉区)で法要を営み、足利尊氏は、夢窓疎石の進言で後醍醐天皇の菩提を弔うため京に天龍寺を創建しています。

陵墓は、如意輪寺境内にありますが、天皇陵ということで管理は宮内庁が行なっています。
京に対する後醍醐天皇の願いを表すため(遺詔「玉骨はたとひ南山の苔に埋るとも魂魄は北闕の天を望まんと思ふ」)に、天皇家の墓陵としては唯一北向きとなっていて、「北面の御陵」として有名。
長慶天皇(後醍醐天皇の孫/南朝の第3代天皇)、その皇子の世泰親王((ときやすしんのう)が一緒に葬られています。

取材協力/如意輪寺

後醍醐天皇陵
名称 後醍醐天皇陵/ごだいごてんのうりょう
所在地 奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
関連HP 宮内庁公式ホームページ
電車・バスで 近鉄吉野駅から徒歩35分。または、タクシーで10分
ドライブで 西名阪自動車道郡山ICから約40km
駐車場 如意輪寺駐車場(200台/無料)
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

如意輪寺

奈良県吉野町の吉野山からは谷ひとつ挟んで離れた地に建つ浄土宗の古刹が如意輪寺(にょいりんじ)。平安時代の延喜年間(901年~922年)創建で、後に後醍醐天皇が吉野に行宮(あんぐう)を定めた際に勅願寺となり、本堂背後には吉野で崩御した後醍醐天

 

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