名阪(名古屋〜大阪)の移動は、新幹線移動が定番ですが、少し時間がかかるものの費用が安く抑えられるのが、近鉄の名阪特急の利用。近鉄特急「ひのとり」なら2時間7分(「のぞみ」は最速47分)、「ひのとり」なら2090円安上がりの計算。ところがこの近鉄特急より、安く早い「裏技」の移動方法が!
人気の「ひのとり」よりも早く、安く移動する方法とは!?
近鉄特急で名阪間の停車駅の少ない「ひのとり」は乗車券と特急券の合計が4990円(うち200円は「ひのとり」特別車両料金)。
対する東海道新幹線「のぞみ」は通常期6680円、「ひかり」(名阪間だと停車駅は同じ)だと6470円で少しお得。
東海道新幹線ではもっとも安いのが「ひかり」の自由席利用で5940円ですが、それでも「ひのとり」にはかないません。
ただし時間的には近鉄特急は倍以上かかります。
時間的にも、料金的にも近鉄特急「ひのとり」を上回る「裏技」は、まずはJR名古屋駅で在来線に乗るもの。
在来線で、近鉄特急に勝てるのかという疑問も生じますが・・・。
土休日のダイヤを例にとると名古屋駅7:32発の東海道本線・特別快速米原行きに乗車し、米原駅に8:44着。
米原駅8:48発の「ひかり631号」自由席に乗車すると新大阪駅9:21着となります。
同時間帯の近鉄特急「ひのとり」は、近鉄名古屋駅7:20発で、大阪難波駅が9:33着なので、たしかにJRの方が遅く出て早く着くという結果に。
気になる経費ですが、名古屋駅〜新大阪駅の乗車券は3410円、自由席特急券2530円で、これだと名古屋駅で「ひかり」に乗車しても料金的に同じになってしまい、裏技にはなりません。
名古屋〜米原の特別快速(岐阜駅からは各駅停車です)は乗車券だけで乗車できますが、乗車券は米原まで購入(1340円)。
米原駅〜新大阪駅はJR東海が発売する「EX早特1」(前日まで購入可能、GW、お盆、年末年始は設定除外日)で2520円。
合計は1340円+2520円で3860円と「ひのとり」よりも1130円も安上がりに。
それでも「ひのとり」は、乗車することが目的というファンも多く、単純には比較できませんが、安くて早い移動という点では、この「裏技」は旅費を浮かせる有効な手段です。
高速バスでの移動に数百円プラスする感じで、高速バスに比較して1時間以上も早い移動手段となります。
名古屋~大阪を、近鉄特急より安く早く移動できる「裏技」とは!? | |
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