旧三国街道の通る新潟県長岡市摂田屋(せったや)地区、北越戊辰戦争時に長岡藩の本陣があった光福寺近くにある醸造場が星野本店。初代の星野三五衛門は、江戸・上野で修業を積んだ後、江戸時代末期の弘化3年(1846年)、当地で創業。以来、醤油造りを中心に、味噌、漬け物、麹製品の製造販売を行なっています。
「天恵蔵元味噌」で名高い、味噌・醤油の製造元
代々熟練の名工から受け継がれた技は、全国の味噌、醤油の品評会でも高い評価を受け、数々の受賞歴を誇る実力派。
建物の歴史も古く、江戸時代末期から昭和初期までに順次整備された土蔵造りの建物を基本に、通りに面して建つ大正末期築造の擬洋風事務所など、和と洋が融合した不思議な造り。
「まちの駅」として内部を改修した蔵は開放され、梁をテーブルや椅子にも再利用。
また敷地の南側には木造3階建ての衣装蔵があり、こちらは大正末期から昭和初期のもの。
直売も可能で、味噌、醤油のほか、完熟させた越後味噌にじっくり漬け込んだ「味噌屋の味噌漬」、地元の名物野菜「かぐら南蛮」を使ったピリ辛の「神楽南蛮味噌」などを販売しています。
醸造の町、摂田屋
摂田屋地区は、天保2年(1831年)創業の「越のむらさき」など味噌・醤油蔵3軒、天文17年(1548年)創業の「吉乃川」など酒蔵2軒、そして薬味酒の蔵1軒が集まる醸造の町。
江戸時代、摂田屋は江戸の東叡山寛永寺に寄贈され天領(江戸幕府の直轄領)となり、良質な水をもとに醸造業が発展したのです。
ちなみに、星野本店の創業は、弘化3年(1846年)なので、北越戊辰戦争時に光福寺に本陣が置かれた明治元年・慶応4年(1868年)4月26日には、すでに営業していたことに。
江戸時代、摂田屋は江戸の東叡山寛永寺に寄贈され天領(江戸幕府の直轄領)となり、良質な水をもとに醸造業が発展したのです。
ちなみに、星野本店の創業は、弘化3年(1846年)なので、北越戊辰戦争時に光福寺に本陣が置かれた明治元年・慶応4年(1868年)4月26日には、すでに営業していたことに。
星野本店 | |
名称 | 星野本店/ほしのほんてん |
所在地 | 新潟県長岡市摂田屋2-10-3 |
関連HP | 星野本店公式ホームページ |
電車・バスで | JR宮内駅から徒歩16分 |
ドライブで | 関越自動車道長岡ICから約10.2km。または、長岡南越路スマートICから約7.4km。北陸自動車道中之島見附ICから約14.6km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 星野本店 TEL:0258-33-1530/FAX:0258-35-8226 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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