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大塩高札場

大塩高札場の高札

長野県大町市美麻、江戸時代に奉行名で、大塩の高札場に掲げられたものが、大塩高札場の高札(おおしおこうさつばのこうさつ)。静の桜(大塩のイヌザクラ)前に高札場跡として現存。掲げられた木札は、にせ金札(縦82cm、横36cm)と毒薬札(縦124cm、横49cm)、キリシタン札(縦91cm、横33cm)です。

旧大塩村の高札場で、3点の札は「旧中村家住宅」に展示

大塩地区の静の桜公園近く、長野県道497号(美麻八坂線)沿いにあるので、見落とすことはありません。

毒薬札は正徳元年(1711年)に毒薬やにせ薬の販売を禁止した札。
さらに、天保10年(1839年)頃に掲示されたにせ金札は、奥羽の2国でにせの金札を作り捌いたものがあるので、怪しいものがあれば申し出ることと記されています。

キリシタン札は、正徳元年(1711年)、キリシタン宗門を禁じたもので、こうした高札を用いた行政側の通知は、明治新政府も利用し、慶応4年(1868年)、新しい政治の方針を記した5枚の札(五榜の掲示)を全国の高札場に掛けています。

以上の3点は、国の重要文化財「旧中村家住宅」の土蔵に展示されています。

正徳元年(1711年)の親子・博奕・忠孝等の定めの札も現存していますが、個人の所有で見学はできません。
長野県内に現存する貴重な高札場と高札札で、札の4点も、大町市の有形文化財に指定。

大塩高札場
名称 大塩高札場/おおしおこうさつば
所在地 長野県大町市美麻大塩
関連HP 大町市公式ホームページ
電車・バスで JR信濃大町駅からタクシーで15分
ドライブで 長野自動車道安曇野ICから約33km。上信越自動車道長野ICから約43km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 大町市文化財センター TEL:0261-23-4760
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

重要文化財旧中村家住宅

長野県大町市美麻(みあさ)の「道の駅ぽかぽかランド美麻」近くにある古民家。江戸時代初期の元禄11年(1698年)に建築されたことが中村家の年代記によって確認されており、建築年代のわかる民家としては長野県で最古。国の重要文化財に指定されていま

 

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