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車山神社

車山神社

長野県諏訪市と茅野市の境、標高1924.7mの車山山頂に鎮座するのが、車山神社。「天空神社」、「天空の鳥居」と称されるように、中央高地の真ん中に位置するため、名だたる高峰を眺望する絶景の地。諏訪盆地に雲海が広がることも多く、景観では日本でも屈指の神社となっています。

車山山頂の神社へ、「天空参り」

車山高原「天空の御柱祭」

霧ヶ峰や車山自体は太古から祭祀の場所だったと推測できますが、神社としては昭和初期にガボッチョ(踊場湿原東側のピーク)にスキー場が開設された際、霧ヶ峰の「天狗伝説」(天狗=テンゴン様)に基づく大山祇命(おおやまつみのみこと)を祀ったスキー神社の創建が前身。
ビーナスライン(霧ヶ峰有料道路の霧ヶ峰線・大門〜強清水間/昭和43年)の開通とともに車山高原・車山周辺がスキー場として開発され、諏訪大社に祀られる建御名方命(たけみなかたのみこと)を合祀して車山山頂に遷座したもの。
絵馬など授与品は、令和元年に始まっています。

祭神は大山祇命(おおやまつみのみこと)と、建御名方命(たけみなかたのみこと)。
諏訪大社の有名な7年に一度の『御柱祭』は、「山出し」と「里曳き」から成り、山上から社へと御柱を曳き下ろす祭りですが(木落し坂の「木落し」で知られています)、4本の御柱に囲まれた車山神社は山頂にあるため、山の急斜面や岩を越えて山頂を目指す御柱の山上げが行なわれています。
そのため車山神社の御柱祭は『天空の御柱祭』とも称されています。

富士山、八ヶ岳、北アルプス、南アルプスを眺望する絶景の山頂に建っているため、車山高原から登山あるいはリフトを乗り継いでの参拝は、「天空参り」とも称されています。
車山神社では、現在暮らしている地の氏神神社、出生の土地にある産土(うぶすな)神社とあわせて参拝し、「天」、「地」、「根」の3社参りを勧めています。

冬季は車山高原はパウダースノーのスキー場となり、神社も雪に閉ざされるため、例年春に『山開き祭』が行なわれています。
授与品、御朱印の受付(通年対応可能)は車山高原スカイパークスキー場内の「スカイシティ」のインフォメーション窓口となっているので、注意が必要。
山頂には社務所はありません。

車山神社
名称 車山神社/くるまやまじんじゃ
所在地 長野県茅野市北山3413
関連HP 車山神社公式ホームページ
電車・バスで JR茅野駅から諏訪バス車山高原行き、上諏訪駅行きで58分、車山高原下車、スカイライナー、スカイパノラマで15分、さらに徒歩10分
ドライブで 中央自動車道諏訪ICから約25kmで車山駐車場
駐車場 車山駐車場(1500台/無料)
問い合わせ 車山神社 TEL:0266-68-2626
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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