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トットちゃん広場

トットちゃん広場

長野県北安曇郡松川村、安曇野ちひろ美術館に隣接する園地が、松川村営安曇野ちひろ公園。その一画にあるのが、黒柳徹子(トットちゃん)著『窓ぎわのトットちゃん』の世界を再現したトットちゃん広場です。蓮華岳など北アルプス・後立山連峰の山並みを眺望する芝生の広場などがあり、のんびりとくつろぐことができます。

『窓ぎわのトットちゃん』の世界を安曇野に再現

復元された「電車の教室」内部
現役時代の小布施を走るデハ二201

安曇野アートライン沿いに位置する「安曇野ちひろ美術館」は、平成23年5月から2代目となる館長に黒柳徹子が就任。
『窓ぎわのトットちゃん』に登場する私立トモエ学園(東京都目黒区自由ヶ丘、昭和38年に休校、後に廃止)は、リトミック教育(ダルクローズ音楽教育法)を日本で初めて実践的に取り入れた学校。
ひとりひとりの個性と可能性を大切にする教育方針のもと、トットちゃんたちはのびのびと育っています。
そんなトモエ学園の精神を未来につなぎ、平和と子どものしあわせのシンボルとして誕生したのが、トットちゃん広場(福山雅治の『トモエ学園』は、テレビ朝日系列の『帯ドラマ劇場・トットちゃん!』の主題歌)。

トモエ学園では、東京横浜電鉄の廃車となったデハ6310(東京急行電鉄デハ3303)の6両編成の電車の車両が教室として使われ、運転席の後ろに黒板を配し、生徒用の机と椅子が列車の進行方向に向いて並べられていました。
「勉強しながら、いつも旅行しているみたい」な感覚にさせてくれる場所だったという「電車の教室」を、トットちゃんが通っていた昭和15年頃にあわせて復元展示(平成28年7月公開)し、それがメインの施設となっています(『窓ぎわのトットちゃん』が救った電車たちともいわれています)。
使用される車両は、長野電鉄で使われた後、上田交通に譲渡された昭和2年製造の上田交通モハ604(長野電鉄デハ350形電車)、長野電鉄の大正15年製造のデハ二201(長野電鉄デハ100形電車)という本物。
いずれも小布施駅で展示後、旧・信濃川田駅に保管されていた保存車両としても貴重なものです。

公園内にはトモエの講堂、黒姫高原にちひろが建てたアトリエを兼ねた山荘を復元した「ちひろの黒姫山荘」、松川村のボランティアが花を育てる大花壇、芝生の広場などがあります。

また「安曇野ちひろ美術館」では年に4回の企画展や、常時ワークショップを行なう展示室「トットちゃんの部屋」があります。

ちなみにトモエ学園の前身は「自由が丘学園」で、自由が丘という地名と駅名はこの学校名に由来し、トモエ学園の記念碑が「自由が丘 デュ アオーネ」に立てられています。

トットちゃん広場
名称 トットちゃん広場/とっとちゃんひろば
所在地 長野県北安曇郡松川村西原3358-24
関連HP 安曇野ちひろ公園公式ホームページ
電車・バスで JR信濃松川駅から徒歩30分。または、タクシーで5分
ドライブで 長野自動車道安曇野ICから約17km
駐車場 150台/無料
問い合わせ 安曇野ちひろ公園 TEL:0261-85-8822/FAX:0261-85-8899
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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