岐阜県を代表する銘菓のひとつが、水の都と呼ばれる大垣市、金蝶園総本家の「水まんじゅう」。農林水産省の郷土料理にも認定されるのが「水まんじゅう」で、大垣では金蝶園総本家店頭の水槽の中で、お猪口に入った水まんじゅうが冷やされる姿が夏の風物詩ともなっています。
井戸水で冷やす「夏に味わう冷たいお菓子」
水の都といわれる大垣市は、豊富な地下水に恵まれており、冷蔵庫のない明治時代、この清冽な地下水を利用して冷やす「夏に味わう冷たいお菓子」として水まんじゅうが開発されたという歴史があります。
冷たい地下水に漬けて冷やすよう、葛に水に強いわらび粉を混ぜ、餡(あん)を包み、柔らかく炊き上げた生地を陶器のお猪口に流して固めたもの。
井戸水で冷やして味わうという、まさに夏にピッタリのまんじゅうです。
あっさりとした餡の甘み、そして吉野の葛餅、わらび餅のようなつるりとした食感が人気で、定番のこし餡、抹茶餡のほかに、金蝶園総本家では7月の桃餡、8月のパイナップル餡、9月のいちじく餡も登場。
さらに、大垣藩出身の蘭学者・宇田川榕菴(うだがわようあん)が『哥非乙説』(こひいせつ)を著し、哥非(珈琲)という文字を創り出したことにちなみ(諸説あります)、大垣名物の水まんじゅうにもコーヒー味も用意されています。
水の都・大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」とは!? | |
所在地 | 岐阜県大垣市高屋町1-17 |
場所 | 金蝶園総本家 |
関連HP | 金蝶園総本家公式ホームページ |
電車・バスで | JR大垣駅から徒歩2分 |
問い合わせ | 金蝶園総本家TEL:0584-75-3300 FAX:0584-78-766 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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