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雛がいざなうお屋敷めぐり|中津市|2024

城下町中津のひなまつり

2024年2月17日(土)〜3月17日(日)、大分県中津市で『雛がいざなうお屋敷めぐり』を開催。江戸時代には中津藩・奥平家10万石の城下町として、明治4年の廃藩置県では中津県が設置されるほどの舟運を背景にして商都として栄えました。『城下町中津のひなまつり』では、城下町と商家に江戸時代から伝わる貴重な雛人形を展示。

商都として繁栄した中津の旧家に雛人形が飾られる!

福沢諭吉旧居

豊前国(ぶぜんのくに=現・大分県)中津藩は、平成26年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で一躍有名になった黒田孝高(黒田官兵衛)が入部して設立。

『雛がいざなうお屋敷めぐり』では、 福澤諭吉旧居・記念館、大江医家史料館、村上医家史料館、南部まちなみ交流館、木村記念美術館、中津市歴史博物館などに雛人形が飾られます。
期間中は大江医家史料館、村上医家史料館、中津市木村記念美術館の入館料が無料となる特典も。

トップの画像は徳川一橋家から第6代中津奥平藩主の奥平昌暢に嫁いだ国子姫(芳蓮院)持参の雛人形(中津市所蔵)。

中津市歴史博物館は、慶応義塾で福澤諭吉に次いで尊敬を集めた小幡篤次郎の生誕地に建つ旧小幡記念図書館を再生したもの。
昭和13年築のレトロな建物で国の登録文化財に指定されています。

村上医家は、初代の村上宗伯が 寛永17年(1640年)、 諸町に医院を開業して以来、現在に至るまで医家として継続する旧家。

前野良沢、福澤諭吉を生んだ、城下町・中津を知る!

江戸時代、中津藩の出身者として、藩医であり『解体新書』を著した前野良沢、下級藩士出身の福澤諭吉が有名。
『解体新書』は、オランダの医学書『ターヘル・アナトミア』を翻訳したものですが、その翻訳が行なわれたのは中津藩の江戸中屋敷(現在の聖路加病院近くにあった)。
中津藩3代目藩主・奥平昌鹿(1744年〜1780年)は長崎の蘭方医・吉雄耕牛が母の骨折を治療したことを契機に蘭学に興味を抱き、明和7年(1770年)、藩医の前野良沢を中津に連れ帰り、長崎に留学させています。
その後、多くの蘭学者を輩出し、日本の洋学の近代化に貢献したという土地柄なのです。
そんなことにも注目しながら村上医家史料館、中津市歴史民俗資料館、福沢諭吉旧居・福沢記念館などを回れば、豊前の国の小旅行がさらに趣き深いものになるでしょう。

村上医家史料館(左)と福沢諭吉旧居(右)

雛がいざなうお屋敷めぐり|中津市|2024
開催日2024年2月17日(土)〜3月17日(日)
所在地大分県中津市二ノ丁・日ノ出町
場所福澤諭吉旧居・記念館、大江医家史料館、村上医家史料館、南部まちなみ交流館、木村記念美術館、中津市歴史博物館
関連HP中津市公式ホームページ
電車・バスでJR中津駅からすぐ
ドライブで宇佐別府道路宇佐ICから約17km
駐車場周辺に有料、無料駐車場
問い合わせ中津市観光商業課 TEL:0979-22-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

中津城人間ひな飾り|中津市|2020

2020年2月29日(土)〜3月1日(日)11:00~、13:30〜、大分県中津市の中津城天守閣前広場で、『中津城人間ひな飾り』を開催。『城下町中津のひなまつり』の一環として、2020年で10回目を数えるイベントで、ひな壇に見立てた特設ステ

中津城

天正16年(1588年)、築城の名手・黒田孝高(くろだよしたか=黒田如水・黒田官兵衛)によって築かれ、細川忠興が完成させた平城。中津川(山国川)と大家川に挟まれた、河口の中洲に位置し、北は周防灘に面していることから、堀には海水を引き入れてお

 

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