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羅生門

羅生門

岡山県新見市、標高400mに広がるカルスト地形・草間台地に残る、天然の石門が羅生門(らしょうもん)。カルスト台地にできた地下の大洞窟(鍾乳洞)が、一部を残して陥没した陥没鍾乳洞で、残された部分が高さ40mにも達する石門になったもの。第一門から第四門まで4つの石門が連続しています。日本の地質百選に選定。

鍾乳洞が崩落し、アーチ状の石門に

第一門は高さ38m、幅17mのアーチ状の天然の橋。
第二門と第三門は一体化しており、かつてはひとつの洞窟だったことが容易に推測できます。
第四門は今も鍾乳洞で、最深部には地底湖があります。

第一展望台から巨大アーチを眺めることが可能。
また標高わずか400mにもかかわらず、低温多湿な気候ゆえに、高山性や北方系ものから亜熱帯系の蘇苔類までが分布。
珍しい洞窟昆虫も棲息し、国の天然記念物に指定されています。

カルスト台地である阿哲台には、草間台(阿哲台の中央部を占めるカルスト台地)の井倉洞、石蟹郷台(阿哲台の西部)の鬼女洞、豊永台(阿哲台の東部)の満奇洞などの鍾乳洞がありますが、鍾乳洞が崩落したのが羅生門(草間台)です。
近くには井倉洞もあるので、あわせて見学を。

名称 羅生門/らしょうもん
所在地 岡山県新見市草間
関連HP 新見市公式観光サイト
電車・バスで JR井倉駅から備北バス満奇洞行きで20分、羅生門入口下車、徒歩15分
ドライブで 中国自動車道新見ICから約20km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 新見市商工観光課 TEL:0867-72-6136
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

井倉洞

岡山県新見市の井倉峡の最上流にあり、昭和33年に発見された総延長1200mの鍾乳洞が井倉洞。一帯は阿哲台(あてつだい)と呼ばれるカルスト台地で、阿哲台の中央部に位置する草間台にあるのが井倉洞です。石灰岩が長い年月の間に地下水で浸食されてでき

満奇洞

岡山県新見市内のカルスト台地に点在する洞穴群の中でも、江戸時代末期、猟師が狸を追っているとき発見という早くから開発された鍾乳洞が満奇洞(まきどう)。古くは「槇の穴」と呼ばれていましたが、歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が昭和4年にここを訪れた際に

 

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