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花光寺山古墳

花光寺山古墳

岡山県瀬戸内市長船町にある墳長96mの前方後円墳が花光寺山古墳(けこうじやまこふん)。築造は4世紀後半(古墳時代前期後半)で、墳丘には10cm大の河原石が葺石として葺かれ、後円部には三重に円筒埴輪が巡らされていました。後円部に組み合わせ式長持形石棺が埋葬されています。

4世紀後半築造の前方後円墳

前方部、後円部にともに上ることができる立ち入りできる古墳で、見学に絶好。

長持形石棺の内側からは赤色顔料が確認され、長持形石棺の前後の側室から内行花文鏡、三角縁神獣鏡、直刀、大刀、短剣、鉄斧などが出土しています(出土品は東京国立博物館に収蔵)。

花光寺山古墳のすぐ北側にある新庄天神山古墳と同じ丘陵に築造されており(間に道路が開削されています)、西側には隣接して服部廃寺跡、華光寺の墓地があり、古くに拓けた土地だったことがよくわかります。

服部廃寺は7世紀後半に建立された古代寺院。
発掘調査によって金堂、講堂、西回廊および築地の痕跡が発見されています。

同じ、瀬戸内市長船町には須恵器の里(築山古墳)があり、古墳時代の中頃、朝鮮半島から伝わった須恵器を焼いた場所だということがわかっています。

花光寺山古墳
名称 花光寺山古墳/けこうじやまこふん
所在地 岡山県瀬戸内市長船町服部1122
関連HP 瀬戸内市公式ホームページ
電車・バスで JR長船駅から徒歩25分
ドライブで 美作岡山道路瀬戸ICから約10km
駐車場 なし/華光寺宝寿院などの駐車場を利用
問い合わせ 瀬戸内市文化観光部文化観光課 TEL:0869-22-3953/FAX:0869-22-3965
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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