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金武観音寺

金武観音寺

沖縄県国頭郡金武町にある高野山真言宗の寺が、金武観音寺(きんかんのんじ)。6世紀に日秀上人(にっしゅうしょうにん)により創建されたといわれ、本尊は聖観音。境内には全長270mの日秀洞(金武鍾乳洞)があり、金武権現(熊野三所権現)が祀られています。

日秀上人が紀州から補陀落渡海したという故事を今に伝える

紀伊国(和歌山県)から唐を目指した、あるいは補陀落渡海(ふだらくとかい=海の彼方の補陀落山を目指し単独で帰らぬ旅へと船出すること)を試みた日秀上人が、遭難して琉球王国・金武のフナヤ(富花津)に上陸。
日秀は、金武の鍾乳洞を拠点にして布教を始め、熊野信仰を伝えたのです。

樹齢300~400年のフクギやデイゴが生い茂る森の中に建つのは、昭和17年再建の本堂。
その聖地が日秀洞で、洞内には金武観音寺鎮守の金武権現(熊野三所権現)、水天が祀られています。
沖縄戦の最中に住民がこの洞窟に隠れて助かったという逸話も。
入口は本堂右側にあり、洞内に入ることの時間と、日秀上人ゆかりの聖地なるゆえの入洞の心得が記されているので、熟読してから洞内へ。
仏天閣、金の滝、銀の滝、十六羅漢像、菩薩昇天図などと名付けられた鍾乳石もあります。

金武酒造所有側の鍾乳洞は、気温が18度と一定である自然環境を活用して、1万4000本を超える泡盛「龍」(金武酒造)の1升瓶が貯蔵され(ボトルキープの期間は5年、12年、20年/5年ごとの更新)、金武鍾乳洞・古酒蔵と呼び、入口が異なります(鍾乳洞見学ツアーは1日3回、予約制で、龍の蔵で見学受付)。

金武観音寺
名称 金武観音寺/きんかんのんじ
所在地 沖縄県国頭郡金武町金武222
関連HP 金武町公式観光情報公式ホームページ
電車・バスで 那覇バスターミナルから琉球バス名護東線、沖縄バス名護東線で2時間、金武下車、徒歩3分
ドライブで 沖縄自動車道金武ICから約3.5km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 金武観音寺 TEL:098-968-2411
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日秀洞(金武鍾乳洞)

沖縄県国頭郡金武町にある高野山真言宗の寺が、金武観音寺(きんかんのんじ)。境内には全長270mの日秀洞(金武鍾乳洞)があり、金武権現(熊野三所権現)が祀られています。紀州(和歌山県)から補陀落渡海の途中、漂着した日秀上人が、鍾乳洞を拠点に熊

 

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