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竹富島伝統的建造物群保存地区

竹富島伝統的建造物群保存地区

沖縄県八重山郡竹富町、石垣島と西表島の間に位置する竹富島。その島の中心部38.3haが竹富島伝統的建造物群保存地区。赤瓦の屋根(以前は茅葺き)の琉球古民家と、強風により瓦が飛ばされるのを防止するために塗り固められた白い漆喰、サンゴの石垣など伝統的な家並みが現存しています。

玻座間集落(東・西)、仲筋の3集落が重伝建指定

西表石垣国立公園に指定され、周囲のサンゴ礁が日本ではわずか2例しか見られない堡礁をなす美しい島が、竹富島。
水牛車観光での観光も有名ですが、その水牛車のコースにもなっているのが、竹富島伝統的建造物群保存地区。
白砂を敷いた街路、それらによる紅白のコントラストの美しい方形屋根の連続、屋根の上のシーサーなど沖縄らしい風景が今もなお保たれていて、ガイドを聞きながら周回できるので人気です。

屋敷を強風から守るために四方を囲むグック(珊瑚の石積み)は、高さ1.5mと人の目線をさえぎる高さ。
グックにからむようにハイビスカスやブーゲンビリアが咲き乱れ、沖縄気分を満喫することができます。

屋敷は琉球王朝の身分制度で、東西14.5間、南北12.3間、約200坪の広さに均等に区画。
敷地の中心にフーヤ(母屋)を建て、延焼防止の観点からフーヤの西隣にトーラ(炊事棟)が配されています。
庭に植えられた福木は風と日を除ける工夫です。

東屋敷集落にある重要文化財旧与那国家住宅は、大正2年に建築され、フーヤ(母屋)を中心に戦前までに整えられた竹富島の住居形態と生活様式を示す代表的民家。
主屋であるフーヤと、台所棟であるトーラを並べた、分棟型の住宅で、フーヤの正面には、石積の「まいやし」が建ち、宅地周囲に「ぐっく」と呼ぶ石垣を巡らせています。

玻座間集落(西屋敷集落)の赤山丘に建てられた鉄筋コンクリート造の旧放送台「なごみの塔」は国の登録有形文化財に指定されていますが、改修後も残念ながら上ることはできません。

沖縄県にある重要伝統的建造物群保存地区は、竹富町竹富島のほか、渡名喜村渡名喜島の2ヶ所のみで、ともに種別は「島の農村集落」です。

竹富島伝統的建造物群保存地区
名称 竹富島伝統的建造物群保存地区/たけとみじまでんとうてきけんぞうぶつぐんほぞんちく
所在地 沖縄県八重山郡竹富町竹富
電車・バスで 竹富港から徒歩10分
問い合わせ 竹富町観光協会TEL:0980-82-5445/FAX:0980-82-5472
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

なごみの塔

沖縄県竹富町、竹富島の北西部、かつて平家の落人、赤山王が住んでいたという言い伝えが残ることからその名がある赤山の丘。昭和28年、住民がこの丘を公園にする際、鉄筋コンクリート構造の物見台として建てたものが、なごみの塔です。公園中央に建つ高さ4

竹富島西桟橋

竹富島(沖縄県竹富町)の西岸にある石積みの桟橋が竹富島西桟橋。昭和13年築造の竹富島最初の近代的な桟橋。延長105m、幅4.4mの桟橋で、石灰岩を積んだ上に、両側面をコンクリートで補強しています。農耕地が少ない竹富島では、西表島(いりおもて

コンドイビーチ

沖縄県八重山郡竹富町、竹富島西岸にある沖縄らしい遠浅の素敵なビーチが、コンドイビーチ。八重山諸島屈指の人気ビーチで、石垣島からの日帰り利用者も数多いのが特徴。遠浅なのでシュノーケリングには不向きで、干潮時には泳ぐこともままならないほどの遠浅

カイジ浜(星砂浜)

沖縄県八重山郡竹富町、竹富島の西岸、幻の浜で人気のコンドイビーチの南にあるのが、カイジ浜。こちらは星砂浜と呼ばれるように、星の形をした砂がたくさんあります。遠浅の浜なので、海水浴やシュノーケリングにも最適です。実はビーチには星の砂、太陽の砂

 

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