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倉敷ダム

倉敷ダム

沖縄県うるま市、沖縄本島中部を流れる二級河川・比謝川(ひじゃがわ)は、本島最大の流域面積を有する河川。比謝川総合開発事業で平成8年に完成した倉敷ダムは、洪水調節、水道用水確保などを目的にしたロックフィルダムで、周辺は倉敷ダム公園として整備され、展望タワーも建っています。

展望タワーも聳える倉敷ダム公園

沖縄県土木建築部が管理する倉敷ダムの堰堤は、堤高33.5m、堤頂長441mという巨大なもの。
しかもダム管理所、取水塔、バルブ室などの建物には沖縄伝統の赤瓦で葺き、外壁は琉球石灰岩風に仕上げるなど、伝統的な建築の様式を取り入れた、景観設計がなされています。

ダム周辺は倉敷ダム公園として整備され、「倉敷ダム資料館」(ダムカードを配布)、白亜の「倉敷ダム展望タワー」、半島湖畔の広場(クムイナガミドゥクル)、やんばるの森(ヤンバルムイ)、太陽の丘(ティ~ダムイ)、自然ふれあい広場(ナカユクイバル)、本ダム下流広場(アシビバル)、脇ダム下流(アガリクブン)、風の広場(旧サージタンク前広場)などが整備されています。

「倉敷ダム資料館」も堅苦しいミュージアムではなく、「水」をテーマとするアミューズメント施設になっていて、流れ落ちる水を静電誘導で引き付け、水流を曲げる装置「曲がる水」、ボタンを押すと、水中のノズルからドーナツ状に空気の泡が吹き出し水面まで上昇する「ボルテックスリング」など、ユニークな展示も。

高さ41.5mの「倉敷ダム展望タワー」は、貯水池周辺を監視できる機能、通信施設としての機能を有したタワーで、最上階の展望室(地上36.65m)まで、エレベーターで昇ることができます。
晴れていれば、太平洋、東シナ海の両方の海を視認する展望施設にもなっています。

湖畔にある倉敷陣地壕跡は、陸軍・第24師団(山部隊)が沖縄に転入した昭和19年8月(学童疎開船「対馬丸」が撃沈されたのも8月)に構築を開始し、12月に本島南部へ転進する(倉敷陣地壕を放棄)直前まで構築していた陣地壕で、平和な光景のなかにも沖縄戦の遺構が残されています。

倉敷ダム
名称 倉敷ダム/くらしきだむ
所在地 沖縄県うるま市石川楚南879-1
関連HP 沖縄県公式ホームページ
ドライブで 沖縄自動車道沖縄北ICから約3km
駐車場 140台/無料
問い合わせ 倉敷ダム管理所 TEL:098-938-9325/FAX:098-939-8923
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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