沖縄県八重山郡与那国町、日本最西端の島、与那国島の南岸、海底遺跡とも呼ばれる与那国島海底地形の陸側に位置するのが、人面岩。全国各地にある人面岩のなかでも文字通り、最西端の人面岩で、波照間島に人面岩がないため、最南端の人面岩にもなっています。
ぺろっと舌を出しているような愛らしい表情
与那国島の南岸、新川鼻(沖が与那国島海底地形)と東側の立神岩の間にあるのが、人面岩。
海底に遺跡があるなら地上にもあるのではということから調査が行なわれ、平成14年に「発見」されたというのが人面岩です。
舌を高さ2m、幅3.5m、奥行き3mほどの巨岩で、ぺろっと舌を出しているような愛らしい表情の岩。
注目は平らな頭部の上にある円形の穴(浅い円状の凹み)。
縄文人が神が降臨すると信じた磐座(いわくら)に彫ったとされる盃状穴(はいじょうけつ)と同様に、人工的な穴とする説もありますが、与那国島海底地形同様に、人的な要素は確認できません。
岩の東側には人面岩展望台があり、人面岩展望台入口からの歩道途中で、左に行けば、人面岩展望台、右に取れば人面岩となります。
人面岩展望台からは人面岩は眺めることができず、分岐からクバ(ビロウ)茂るなかを15分ほど草木を掻き分けて歩くので、ジャングル探検にあった服装が必要です(与那国島にはハブは生息していません)。
人面岩(与那国島) | |
名称 | 人面岩(与那国島)/じんめんいわ(よなぐにじま) |
所在地 | 沖縄県八重山郡与那国町与那国 |
ドライブで | 与那国空港から約7km |
問い合わせ | 与那国町観光協会事務所 TEL:0980-87-2402/FAX:0980-87-2445 |
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