沖縄県宜野湾市普天間、宜野湾(ぎのわん)北東に位置する神社で、琉球国府から特別の扱いを受けた「琉球八社」のひとつが、普天満宮。普天間宮の縁起で、首里桃原に女神が出現、普天満宮の洞窟に籠もったという伝承がある鍾乳洞が、普天満宮奥宮となる普天満宮洞穴です。宜野湾市の名勝に指定。
普天満宮発祥の地で、普天間宮奥宮拝観で入洞
本殿の背後にある東側を入口に西側へと伸びる全長280mの鍾乳洞で、そのうち50mを公開。
洞口は2ヶ所あり、内部には大きな広場(ホール)が3ヶ所あり、洞内からは2万年前の更新世まで生息したというリュウキュウジカ(体高は50cm、氷河期の終焉による海水面の上昇で絶滅)、リュウキュウムカシキョン、イノシシ、オオヤマムカシガメ、リュウキュウヤマガメ、キノボリトカゲなどの化石も発見されています。
また、洞口の7m~8m南側の斜面からは沖縄貝塚時代前期後半以降(3000年前=縄文時代に相当)の遺物も出土し、沖縄県普天満宮遺跡と呼ばれています。
授与所で普天満宮奥宮拝観(普天間洞穴見学)を申し出て、代表者の名前と住所を記入すれば、巫女さんが洞穴へと案内してくれる仕組み(奥宮部分は撮影禁止です)。
洞窟へ続く階段の下には、御神体を祀る遥拝所があり、その周りに白鶴岩、明王岩、獅子座などと名付けられた8つの霊石もあり、首里桃原に女神が出現し鍾乳洞に籠もったという伝説を今に伝えています。
普天満宮洞穴 | |
名称 | 普天満宮洞穴/ふてんまぐうどうけつ |
所在地 | 沖縄県宜野湾市普天間1-27-10 |
関連HP | 普天満宮公式ホームページ |
電車・バスで | 那覇空港から琉球バスで1時間1分、普天間下車、徒歩2分 |
ドライブで | 沖縄自動車道北中城ICから約1.5km |
駐車場 | あり/無料 |
問い合わせ | 普天満宮 TEL:098-892-3344/FAX:098-892-0994 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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