大阪市天王寺区にある古社で、創建については定かでありませんが、天慶5年(942年)に菅原道真を合祀して天満宮となっています。菅原道真が大宰府に流されるとき、この地で、風待ちをしたという伝承があります。慶長20年(1615年)の大坂夏の陣では、真田信繁(真田幸村)が境内で戦死したといわれ、「真田幸村戦死跡之碑」が立っています。
真田信繁(真田幸村)終焉の地という伝承が
大坂夏の陣での真田信繁(真田幸村)の活躍ぶりは、屏風絵などに描かれているものの、史実としては終焉の地を含めて定かでありません。
通説としては、安居神社(安居天満宮)とされ、境内の「眞田幸村戦死跡之碑」も大日本帝国陸軍参謀本部らによって比定されたもの。
いずれにしても、徳川家康の本陣に迫る活躍を後世に伝える真田信繁(真田幸村)は、慶長20年(1615年)5月7日、大坂夏の陣の「天王寺・岡山の戦い」に敗れて討ち死にしています。
江戸時代には桜の名所として知られ、天保5年(1834)頃の歌川広重『浪花名所図会 安井天神山花見』にも描かれています。
祭神は、少彦名命(すくなびこなのみこと)と菅原道真で、学業成就などのご利益で知られています。
安居神社(安居天満宮) | |
名称 | 安居神社(安居天満宮)/やすいじんじゃ(やすいてんまんぐう) |
所在地 | 大阪府大阪市天王寺区逢阪1-3-24 |
電車・バスで | 地下鉄堺筋線恵美須町駅から徒歩10分。JR天王寺駅から徒歩15分 |
ドライブで | 阪神高速14号松原線天王寺出口から約2km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 安居神社(安居天満宮) TEL:06-6771-4932 |
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