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岸和田城庭園(八陣の庭)

岸和田城庭園八陣の庭

大阪府岸和田市にある岸和田城の本丸、二の丸一帯4.9haは千亀利公園として整備されていますが、昭和29年に再建された復興天守の脇にあるのが岸和田城庭園(八陣の庭)。昭和28年12月に重森三玲(しげもりみれい)によって作庭された回遊式枯山水庭園。重森三玲作庭では唯一、国の名勝になる庭園です。

諸葛孔明の「八陣法」をイメージした石庭

『三国志』に軍師として描かれる諸葛孔明(しょかつこうめい=諸葛亮)の「八陣法」をイメージした
上・中・下3段の基壇の上段中央に、「大将」の石組みを配置し、中・下段には「大将」を守るように8組の石組みが円形に置き、中段には「虎」、「風」の各陣、下段には「天」、「地」、「雲」、「竜」、「鳥」、「蛇」の各陣を配し、360度どの角度からも鑑賞することができるようになっています。
重森三玲は、八陣法は本来敵を攻める陣形ではなく、外敵から守る陣形であるとして、平和への願いをこの庭に込めたと記しています。
使われた石は、紀淡海峡の沖ノ島(和歌山県和歌山市)で産する結晶片岩です。

岸和田城天守閣に上れば、その全体を眺めることが可能。

岸和田城庭園(八陣の庭)
名称 岸和田城庭園(八陣の庭)/きしわだじょうていえん(はちじんのにわ)
所在地 大阪府岸和田市岸城町9-1
関連HP 岸和田市公式ホームページ
電車・バスで 南海本線蛸地蔵駅から徒歩7分、岸和田駅から徒歩13分
ドライブで 阪神高速4号湾岸線岸和田南出口から約1.8km
駐車場 岸和田市役所第4駐車場(1時間まで無料、以降有料)
問い合わせ 岸和田城 TEL:072-431-3251/FAX:072-431-9706
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

岸和田城

建武元年(1334年)、楠正成(くすのきまさしげ)が和田高家(にぎたたかいえ=楠木正季の三男、楠木正成の甥)に命じ、岸と呼ばれていた地に城を築いたのが岸和田城の始まり。和田氏はこの地を根拠地としたことから「岸の和田氏」と呼ばれ、「岸和田」の

 

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