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近つ飛鳥博物館

近つ飛鳥博物館

大阪府南河内郡河南町(かなんちょう)、6世紀後半を中心とした円墳・方墳102基を有する国の史跡・一須賀古墳群(いちすかこふんぐん)を保存する大阪府立の近つ飛鳥風土記の丘。その中心施設でビジターセンターになっているのが近つ飛鳥博物館です。

古代国家と渡来人の関係などを詳細に学ぶことが可能

大阪府立近つ飛鳥風土記の丘の一須賀古墳群(国の史跡)は、6世紀中頃〜7世紀前半にかけて築造された総数262基を数える群集墳。
八尾市の高安古墳群、柏原市の平尾山古墳群とともに、大阪府における三大群集墳のひとつに数えられています。

昭和40年代にニュータウン、阪南ネオポリスの造成によって失われようとしていた群集墓を、大阪府が最も密集している区域29haを買収し、昭和61年に近つ飛鳥風土記の丘として公開。
近つ飛鳥風土記の丘内には102基の古墳があり、そのうち40基が公開され、内部に復元された石棺などが配されています。

近つ飛鳥博物館と近つ飛鳥風土記の丘は連絡路で結ばれ、近くの尾根にはB支群、J支群があります。

常設展示は、朝鮮半島や中国大陸との交流を通して渡来文化と呼ばれている多くの技術や文化がもたらされた4世紀〜7世紀を解説するZONE1「近つ飛鳥と国際交流」、仁徳陵古墳を頂点とする多くの古墳がつくられた時代に、日本古代律令国家の胎動が始まったことをレクチャーするZONE2「古代国家の源流」、文化財の保存や調査・分析に活用される科学的な手法を紹介するZONE3「現代科学と文化遺産」に分けられています。

ZONE1「近つ飛鳥と国際交流」では、一須賀古墳群が渡来人の墓と目されていることから、古代国家と渡来人の関係を詳細に学ぶことができます。
展示内容は大阪府全般の古墳を解説しているので、その充実度からも、古代史好きなら一度は訪れてみたいミュージアムのひとつです。

画像協力/公益財団法人大阪観光局

近つ飛鳥博物館
名称 近つ飛鳥博物館/ちかつあすかはくぶつかん
所在地 大阪府南河内郡河南町東山299
関連HP 近つ飛鳥博物館公式ホームページ
電車・バスで 近鉄長野線喜志駅、または、富田林駅から金剛バスで近つ飛鳥博物館前下車
ドライブで 南阪奈道路太子ICから約4km、羽曳野東ICから約6km
駐車場 博物館駐車場(80台/無料)・風土記の丘駐車場(30台/無料)
問い合わせ 近つ飛鳥博物館 TEL:0721-93-8321/FAX:0721−93−8325
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

近つ飛鳥風土記の丘

大阪府南河内郡河南町(かなんちょう)、6世紀後半を中心とした円墳・方墳102基を有する国の史跡・一須賀古墳群(いちすかこふんぐん)を保存する大阪府立の歴史公園が、近つ飛鳥風土記の丘。29haの広大な敷地に、直径15m前後の円墳のうち40基が

一須賀古墳群

大阪府南河内郡河南町(かなんちょう)にある6世紀中頃〜7世紀前半にかけて築造された大阪府内でも有数の群集墳が、一須賀古墳群(いちすかこふんぐん)。一帯は大阪府立の近つ飛鳥風土記の丘として整備され、「近つ飛鳥博物館」が建っています。渡来系氏族

 

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