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収塚古墳

収塚古墳

大阪府堺市堺区、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)・外濠の東南角に築かれた5世紀中頃の帆立貝形古墳が、収塚古墳(おさめづかこふん)。百舌鳥古墳群を構成する古墳のひとつで、世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産で、大仙陵古墳の陪冢(ばいちょう)だと推測されています。

大仙陵古墳の陪冢で国の史跡

前方部は削平されているため、現状では円墳のような形状ですが、平成20年度の地中レーザー探査でもともとは墳丘長57.7mの帆立貝形古墳だったことが判明。
周濠の前方部の広場にカラー舗装(地面と墳丘部分は茶色、濠は黄緑色のタイル)で、旧状のサイズを示しています。

墳丘は2段構成でテラスからは円筒埴輪列が検出されています。
大仙陵古墳の陪冢(ばいちょう)だと推測されますが、宮内庁指定の陪冢にはなっていません。

収塚古墳から西に歩くと孫太夫山古墳(仁徳天皇陵陪塚い号)、仁徳天皇陵拝所があり、大仙公園側には堺市博物館(「百舌鳥古墳群と堺の歴史・文化」の常設展示があります)が建っています。

大仙陵古墳(仁徳天皇陵)周辺の古墳配置MAP(左側が北)
収塚古墳
名称 収塚古墳/おさめづかこふん
所在地 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁149
関連HP 堺市公式ホームページ
電車・バスで JR百舌鳥駅から徒歩1分
ドライブで 阪神高速15号堺線堺出口から約3km
駐車場 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料)
問い合わせ 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228
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