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鉢塚古墳(池田市)

鉢塚古墳(池田市)

大阪府池田市鉢塚2丁目、五月山丘陵の突端、五社神社の境内にある円墳が、鉢塚古墳。直径45mという比較的に大型の円墳で、埋葬施設として花崗岩の巨石を用いた横穴式石室が備わっています。横穴式石室は全長14.88m、玄室高さ5.2m(大阪府下最大)という全国でも屈指の大型の石室です。大阪府の史跡に指定。

石室奥壁に安置の十三重塔は国の重要文化財に指定

6世紀末〜7世紀初頭(古墳時代後期〜終末期)に築かれた古墳で、被葬者は猪名川流域に君臨した首長だと推測でき(渡来系氏族の秦氏の首長墓だとする説も)、猪名川西岸の首長墓である白鳥塚古墳(宝塚市)と共通性のある石室です。

横穴式石室内に十三重塔、板碑、石仏などが祀られ、墳頂部に経塚があるのは、その巨石ゆえに中世に信仰の対象となったから。

明治20年には、日本アルプスの命名者で、「日本考古学の父」とも称されるウィリアム・ガウランド(William Gowland )による調査が行なわれ(査した横穴式石室は全国406基)、報告論文『日本のドルメンとその築造者達』のなかで、「テラスのある墳丘」として紹介されています。

石室内部にある五社神社十三重塔は、室町時代初期の建立で国の重要文化財に指定。

鉢塚古墳(池田市)
名称 鉢塚古墳(池田市)/はちづかこふん(いけだし)
所在地 大阪府池田市鉢塚2-4-28
関連HP 池田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで 阪急電鉄池田駅から徒歩20分
ドライブで 中国自動車道中国池田ICから約1.5m
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 池田市教育委員会教育部生涯学習推進課 TEL:072-754-6295
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

池田茶臼山古墳

大阪府池田市五月丘1丁目にある前方後円墳が、池田茶臼山古墳(いけだちゃうすやまこふん)。五月山丘陵の鞍部に築造された古墳で、昭和30年代の日本住宅公団の団地造成の際に保護運動で破壊を免れ、史跡整備されて茶臼山公園として公開。平成29年度には

 

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