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血の池地獄

共通観覧券のある「別府地獄めぐり」(別府地獄組合)のひとつ、赤い色をした熱湯が煮えたぎる血の池地獄。奈良時代に編纂された『豊後国風土記』に赤湯泉として記される地獄地帯で、明治8年、13年、21年、27年、38年、44年、大正元年、昭和元年、2年とたびたび爆発を起こしています。今も荒地獄として続く温泉パワーが大迫力。

「血ノ池軟膏」は、別府土産のひとつ

池の上に湯気が上がり不気味さも漂い、血の池地獄の名がピッタリ。
平成21年に海地獄、龍巻地獄、白池地獄とともに「別府の地獄」として国の名勝に指定されています。
現在では爆発を防ぐため池の撹拌作業が実施され、ひとまず、安全に見学ができます(攪拌作業が開始されて以降は爆発は起きていません)。

源泉は78度の酸性緑礬泉(さんせいりょくばんせん)で、温泉の赤い色は酸化鉄を多く含む赤い粘土が湯に溶けたことによるもの。
昔から布や家の柱などの染色にも使われてきました。

園内には足湯も用意されているので、のんびりと足を湯に浸すこともできます。

別府みやげの定番「血ノ池軟膏」は、血の池から産出する熱い粘土で作られた軟膏。
天然の鉱泥の成分である硫化マグネシウムと硫黄分が、皮膚病に効くといわれ、水虫やニキビ、痔などにも効能があります。
血の池地獄の売店で販売されているので、興味があれば購入を。

血の池地獄
名称 血の池地獄/ちのいけじごく
所在地 大分県別府市野田4
関連HP 血の池地獄公式ホームページ
電車・バスで JR亀川駅から亀の井バス外廻り循環線(血の池地獄経由鉄輪行き)で7分、血の池地獄前下車、すぐ
ドライブで 東九州自動車道別府ICから約6.2km
駐車場 130台/無料
問い合わせ 血の池地獄 TEL:0977-66-1191/FAX:0977-66-1811
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

血の池地獄売店

2017年10月2日

 

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