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東光寺・五百羅漢

東光寺・五百羅漢

大分県宇佐市江須賀、駅館川西岸に建つ曹洞宗の寺、東光寺。貞治元年(1362年)開山とも伝わり、当初は臨済宗の寺でしたが、のちに曹洞宗に改宗。山号は医王山、本尊は薬師如来。15代住職、玉峰道琳和尚が干害から住民を救うため、幕末から明治初期に安置した五百羅漢が有名です。

表情豊かな521体もの羅漢像が並ぶ

宇佐の駅館川両岸は大分県内最大の穀倉地帯ですが、周囲を山に遮られ、春から夏の時期に降雨量が少なくなる傾向があり、干ばつの被害を受けやすい地域でした(明治3年に広瀬井手が完成)。
玉峰道琳和尚は、干害対策で、日出(ひじ=現・速見郡日出町)の石工・吉野覚之丞(覚兵衛とも伝わる)に五百羅漢の建造を依頼。
吉野覚之丞は仏門に入り、安政6年(1859年)から明治15年まで、520体以上の石像を彫り続けたのです。
本来、羅漢は釈迦の入滅後、その教えを広めていこうと集まった阿羅漢(あらかん=最高の悟りを得た聖者)のことで、五百羅漢は、第1回の仏典結集(ぶってんけちじゅう=編集会議)に集まった500人の聖人。
そのため異相であることが多いのですが、東光寺の五百羅漢には「美・笑・醜・渋」の四面相があるというのが、最大の特徴。

また、本堂裏には、十六羅漢と奈良・薬師寺の佛足石(国宝)を模したものも安置されています。

東光寺・五百羅漢
名称 東光寺・五百羅漢/とうこうじ・ごひゃくらかん
所在地 大分県宇佐市江須賀1754
関連HP 宇佐市公式ホームページ
電車・バスで JR柳ケ浦駅から徒歩15分
ドライブで 宇佐別府道路宇佐ICから約8km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 宇佐市観光・ブランド課 TEL:0978-27-8171/FAX:0978-32-2324
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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