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魚見桜

魚見桜

大分県速見郡日出町(ひじまち)、別府湾を望む高台、豊岡地区の八津島神社の西側にあるヤマザクラの巨樹が、魚見桜(うおみざくら)。江戸時代、辻間村の大庄屋を務めた城内家の屋敷跡にあり、樹齢は400年を超えるとも。桜の咲き具合で漁師が春の到来を知ったのが名の由来です。

春の彼岸頃、見頃を迎えるヤマザクラの巨樹

ヤマザクラのため、ソメイヨシノなどよりも開花が早く、例年3月中旬〜3月下旬に開花するので、「彼岸桜」とも、庄屋の庭に咲くので「庄屋の桜」とも呼ばれてきました。
別府湾岸に本格的な春の到来を告げる桜で、この桜の咲き具合で、漁師には海水温がわかり、網入れの時期、場所などの目安となったのです。

大永2年(1522年)、田原親述(たわらちかのぶ)が大友義鑑(おおともよしあき)に、大神親照(深江城主)に謀反の疑いありと讒言し、大神氏を討伐。
辻間氏(大神親照が養子に入った家)が大神親照の墓地にあった山桜を弔いのため現在地に植えたと伝えられています。

平成3年の台風19号の被害で枝分かれをした片方は折れてしまったものの、接ぎ木をした2世桜も育ち、周辺には菜の花も植栽され、開花期には美しい光景に。
桜の下で『魚見桜まつり』も開催され、地域伝統の神楽なども奉納、多くの人でにぎわいをみせます。

魚見桜
名称 魚見桜/うおみざくら
所在地 大分県速見郡日出町豊岡5389
関連HP ひじ町ツーリズム協会公式ホームページ
電車・バスで JR豊後豊岡駅から徒歩20分
ドライブで 大分空港道路日出ICから約4km
駐車場 20台/無料
問い合わせ ひじ町ツーリズム協会 TEL:0977-72-4255/FAX:0977-72-9044
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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