大分県竹田市久住町栢木老野(かやぎおいの)にあり、環境省の「名水百選」にも選ばれた「竹田湧水群」のひとつが老野湧水。岡藩2代藩主・中川久盛(なかがわひさもり)が、鷹狩りの際に老野を訪れ、その清水に感嘆し、社を建て替えたというのが、現在の妙見神社です。赤屋根の社の下の岩間から湧き出す霊水が老野湧水。
城原井路の水源としても機能
妙見神社脇の水汲み場では、今でも地元の宝として、人々が飲料や生活用水に汲んでいく姿をみかけます。
水量が豊富なことから、老野地区だけでなく、城原井路(きばるいろ=岡藩が岡山藩から熊澤蕃山を招請し開削した農業用の水路)の水源としても使われ、周辺の田畑を潤しています。
また水の清冽さから、エビモ、ハリイなど、水草の群生が繁茂。
200mほど下手には、苔むした岩肌を這うように流れる「老野湧水の滝」もあり、一帯が公園として整備されています。
火山の噴火や地震が起きた年に水が枯れた歴史もあり、水が枯れた時は要注意なんだとか。
老野湧水 | |
名称 | 老野湧水/おいのゆうすい |
所在地 | 大分県竹田市久住町栢木 |
関連HP | 竹田市観光ツーリズム協会公式ホームページ |
ドライブで | 東九州自動車道大分光吉ICから約39km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 久住高原観光案内所 TEL:0974-76-1610/FAX:0974-76-1610 |
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