猿飛千壺峡（耶馬渓猿飛の甌穴群）

大分県中津市を流れる山国川。青の洞門などのある耶馬渓中心部からさらに上流にある景勝地が、吊橋の架る猿飛千壺峡。千壺は、岩に空いた甌穴（おうけつ）と呼ばれる凹部のこと。「耶馬渓猿飛の甌穴群」は、国の天然記念物。名勝、耶馬日田英彦山国定公園に指定されている耶馬渓でも、最上流部の「奥耶馬渓」に位置しています。

甌穴群は、国の天然記念物

甌穴群を生み出した地層は、金や銀の鉱床を含む変朽安山岩です。
少し上流側の田良川沿いには中津藩の草本金山の跡もあり（上流の大曲生活改善センター近くに跡があります）、金が採掘されていました（最盛期の昭和10年代には山国旭金山と呼ばれ映画館や浴場まで整備されていました。昭和28年閉山しましたが、当時が人口が最も多かった時代）。
下流側の魔林峡へは遊歩道も整備され、念仏橋往復で所要20分（念仏橋まで片道350m）。
魔林峡は、川底に生じた連続する多くの甌穴が発達して巨大になり、甌穴間の障壁がとれたためにできた幅の狭い峡谷です。

猿飛千壺峡（耶馬渓猿飛の甌穴群）
名称	猿飛千壺峡（耶馬渓猿飛の甌穴群）／さるとびせんつぼきょう（やばけいさるとびのおうけつぐん）
所在地	大分県中津市山国町草本
関連HP	中津市公式ホームページ
ドライブで	大分自動車道日田ICから約22km、玖珠ICから約32km
駐車場	36台／無料
問い合わせ	中津市山国支所地域振興課 TEL:0979-62-3111
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