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小樽の名勝「青の洞窟」で大規模崩落! 観光船の洞窟進入は取り止めに

青の洞窟

北海道小樽市の塩谷地区の断崖絶壁にある海食洞「青の洞窟」。2025年7月17日(木)の午後、大規模な崩落が入口で待機中の観光船の乗客と船長が目撃、クルーズ業者でつくる「青の洞窟・窓岩周辺海域等利用協議会」は、洞窟内への進入を取り止めると発表しています。

今後の「進入の再開は難しい」と判断

もともと、一帯の岩盤は脆(もろ)く、地元のロッククライマーなどは、「常に崩落の危険がある状態」と語っています。
近年は洞窟内で小石の落下が発生、観光船も万一に備えて乗客にヘルメットを着用して営業していました。

今回は直径2mに達する巨岩が洞窟の出入り口に落下、ちょうど洞窟内に観光船、洞窟の外で別の観光船が待機中という状態だったため、直撃は免れましたが。危機一髪という感じでした。

崩落の規模からして、今後の洞窟内への進入再開は無理とも思われ、「青の洞窟・窓岩周辺海域等利用協議会」(加盟は9社)の会長で「ツウセン」代表の向井伸夫社長も、「進入の再開は難しい」としています。
そのため、乗船客が誤解しないように、『青の洞窟クルーズ』という看板も下ろす必要が生じています。

オタモイ海岸など、札幌近郊でダイナミックな海岸風景を楽しめる場所という点を売りに、「洞窟抜きでも魅力的なクルーズ」とPRしていく意向です。

「ツウセン」では、6月上旬~8月上旬に『サンセットクルーズ』も実施。
こちらも人気です。

小樽の名勝「青の洞窟」で大規模崩落! 観光船の洞窟進入は取り止めに
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

青の洞窟

北海道小樽市、「小樽市鰊御殿」の建つ高島岬から西のオタモイ海岸、塩谷漁港にかけては、ダイナミックな海食崖の海岸線が続いていますが、塩屋港近くの岬、窓岩近くにある海食崖が青の洞窟。この海蝕洞が、本場イタリアに似ていることから「小樽の青の洞窟」

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