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都営バスで「急行」があるのは、江東区の2路線のみ!

都営急行バス

東京都内と埼玉県飯能市の一部(バス停は2ヶ所)に走る都営バス(東京都交通局)ですが、実は急行を表示する路線が2路線だけあります。それが急行05(錦糸町駅前~日本科学未来館)と、急行06(森下駅前~日本科学未来館)で、いずれも日本科学未来館へのアクセスルートになっています。

江東区が観光振興を目的に運行を委託して誕生した「急行バス」

都営バスが「ラピッドバス」と呼ぶ急行05系統と、急行06系統ですが、文字通り主要停留所のみに停車する急行バスで、ともに土曜、休日のみ運転。

急行05系統、急行06系統はそれぞれ「城東シャトル」(所要は46分〜50分)、「深川シャトル」(所要は35分)とも称されるように、江東区内専用ともいえる急行バス路線。
路線のほぼ全区間が急行運転なので、速達性に優れ、終点で折返しとなる日本科学未来館は、構内に停留所があるので、アクセス手段としても重宝します。
しかもお台場地区は江東区、港区、品川区が複雑に入り組んでいますが、急行05、急行06は江東区のバス停にしか停車しないというアッパレぶり(もちろん江東区内であっても東京港湾合同庁舎前、日本科学未来館前などは通過します)。

というのも、もともとこの土休日限定で急行が運転される2系統は、観光振興を重点施策として位置づけた江東区が、区内の観光資源を活用した観光客誘致や活性化を目的として、東京都交通局に運行を委託して開業した系統で、急行05は「城東シャトル」、急行06には「深川シャトル」という愛称が付いているのです。
江東区によれば、土休日に運転する「観光シャトルバス」というわけなのです。

急行05系統は、平成12年12月12日に深川営業所が担当して錦糸町駅~東京テレポート駅間の運転を開始(錦糸町駅~新木場駅に休日のみ運転した夢01を発展解消して誕生)。
平成17年4月1日に、江東営業所に移管し錦糸町駅~テレコムセンター駅間の運転に、さらに平成19年3月26日に日本科学未来館まで延伸し、現在のかたちになっています。

急行06系統平成17年7月1日に江東営業所が担当して森下駅~テレコムセンター駅間の急行運転を始めた路線で、平成18年9月30日に豊洲駅~国際展示場正門駅を豊洲埠頭(ゆりかもめ下)経由に変更、さらに平成19年3月26日に日本科学未来館まで延伸しています。
H24年4月1日には臨海営業所に移管し、とバスに運行が委託され、現在は港南営業所の管轄になっています。

車内放送も「毎度、都営バスをご利用頂きありがとうございます」の定例フレーズはなく、「「本日はご利用頂きまして、ありがとうございます」の観光仕様に。

「深川シャトル」急行06系統 運行ルートおよび停留所

森下駅前→清澄庭園前→門前仲町→豊洲駅前→市場前駅前→東京ビッグサイト駅前→青海駅前→日本科学未来館(終点・起点)→テレコムセンター駅前→青海駅前→東京ビッグサイト駅前→市場前駅前→豊洲駅前→門前仲町→清澄庭園前→森下駅前

都営バスで「急行」があるのは、江東区の2路線のみ!
所在地 東京都江東区
関連HP 東京都交通局公式ホームページ
問い合わせ 都営交通お客様センターTEL03-3816-5700
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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