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京都に江ノ電が走る!?  嵐電「江ノ電号」が嵐山線で運行中

嵐電「江ノ電号」

京福電気鉄道の軌道事業(路面電車)が、京都市内を走る嵐山本線・北野線。嵐電(らんでん)と呼ばれて京都市民に親しまれていますが、2024年は「江ノ電・嵐電姉妹提携15周年記念」ということで、嵐電の車体を江ノ電カラーに塗装(一部ラッピング)した嵐電「江ノ電号」が嵐山本線で運転されています。

嵐電が塗装とラッピングで「江ノ電」に変身

2009年に運行スタートの「江ノ電号」(モボ631形631号車)

京都と鎌倉という古都、そして江ノ島電鉄(江ノ電)は普通鉄道ながら腰越駅〜江ノ島駅間は道路との併用軌道ということもあり(江ノ電の路線は軌道・路面電車として開業していますが、戦時下に国策として普通鉄道に変更)、嵐電との共通点が多く、江ノ島電鉄と京福電気鉄道は、2009年10月14日に姉妹提携に調印(2010年には、江ノ電が全線開通100周年、嵐電が開業100周年の節目を迎えています)。

2009年には江ノ電・嵐電姉妹提携5周年記念して「江ノ電号」(モボ631形631号車)が走っていますが、2024年3月19日(火)〜は、江ノ電×嵐電共同PR事業『あたらしいコトみつけよう』がスタート。
2024年9月7日(土)〜新たな塗装の「江ノ電号」(モボ611形613号車)が運行開始しています。
モボ611形は、平成4年〜平成5年に611号〜616号の6両が武庫川車両工業(現・阪神車両メンテナンス)で製造されたもの。
613号車は、2011年3月25日に嵐電開業100周年の第1弾としてが「京紫」色に塗り替えられ「おちゃのこさいさい」のラッピングが施されていましたが、今回、江ノ電カラーに塗り替わっています。

モボ611形は先頭部が2枚窓など、江ノ電の車両とは異なりますが、塗装とラッピングで江ノ電カラーに変えると、京都をあたかも江ノ電が走っているような(江ノ電の車両を走らせているような)雰囲気になります。

京福電気鉄道は路面電車ということもあって軌間は1435 mm (標準軌)、対して江ノ電は路面電車がルーツでありながら軌間は1067 mm(狭軌)。
つまり、お互いの車両を交換して走らせることは簡単ではなく、塗装やラッピングで共同PRを図るということに。

同時に、江ノ電でも嵐電風の「江ノ電・嵐電 姉妹提携号」(江ノ島電鉄1002号車)が2024年9月4日(水)から運転開始されています(2026年秋までが当初の予定となっています)。

鎌倉じゃなく、京都です
京都に江ノ電が走る!?  嵐電「江ノ電号」が嵐山線で運行中
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

京福電気鉄道嵐山本線

京都府京都市、四条大宮駅(下京区)と景勝地・嵐山の玄関駅、嵐山駅(右京区)を結ぶ路面電車(軌道線)が、京福電気鉄道嵐山本線。北野線と合わせ、京都では親しみを込めて「嵐電」(らんでん)と呼ばれています。西大路三条駅〜山ノ内駅間などで道路を走る

 

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