埼玉県日高市と毛呂山町との境にある山が、物見山。奥武蔵ハイキングコース途中の山で、山頂には375.3mの一等三角点が置かれていますが、現在のところ展望はあまり開けません。南の西武池袋線高麗駅から日和田山を経由するコースが一般的で、北側の宿谷の滝から登るルートも用意されています。
中世に物見に使ったのが山名の由来
物見山の名は、鎌倉時代〜室町時代に、土地の豪族で児玉党の宿谷氏(現在の毛呂山町宿谷に居館がありました)が物見の兵を配置したからとも、宿谷七騎のひとり、大河戸三郎が兵を配して自領の守りを固め、物見を行なったことに由来ともいわれていますが、いずれにしろ、中世には物見の山だったことがわかります。
西武池袋線・高麗駅から日和田山経由の奥武蔵自然歩道で到達するのが一般的で、往復するなら、帰路に巾着田などを組み込むのも手です。
物見山から宿谷の滝への下りは、かなり急な場所もあるので、五常の滝側の方が楽です。
物見山ハイキング コースタイム
西武池袋線・高麗駅〜(徒歩20分)〜日和田山登山口・駐車場〜(徒歩30分)〜日和田山〜(徒歩50分)〜物見山
宿谷の滝駐車場〜(徒歩25分)〜宿谷の滝〜(徒歩1時間20分)〜物見山
物見山〜(徒歩45分)〜五常の滝〜(徒歩25分)〜西武池袋線・武蔵横手駅
物見山 | |
名称 | 物見山/ものみやま |
所在地 | 埼玉県日高市高麗本郷・入間郡毛呂山町宿谷 |
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