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西武鉄道に小田急から譲渡の「サステナ車両」がデビュー!

西武鉄道サステナ車両

西武鉄道は、2025年5月31日(土)に「サステナ車両」の営業運転を開始すると発表。環境負荷の少ない他社からの譲受車両が「サステナ車両」で、その第1弾となるのが小田急電鉄で活躍した8000系(小田急8000形)です。デビュー記念乗車券」、「サステナ車両グッズ」なども発売されます。

環境負荷を軽減するため、支線に他社から譲渡の車両を導入

西武鉄道公式チャンネル
【サステナ車両】小田急電鉄8000形が西武鉄道8000系として生まれ変わります

西武鉄道、東急電鉄、小田急電鉄は、2023年9月26日に、「『サステナ車両』を授受各社連携して、SDGsへの貢献を加速してまいります」と題した報道発表を行ない、「サステナ車両」として、東急電鉄は「9000系」を、小田急電鉄は「80000形」を、 西武鉄道へ譲渡するとしていました。

「サステナ」は「サステナビリティ(sustainability)」の略で、「持続可能性」を意味する言葉。
環境、社会、経済を長期的に維持し、将来の世代にも良い影響を与え続けるための取り組みのこと。

「サステナ車両」とは西武鉄道独自の呼称で、「他社から譲受した VVVFインバータ制御車両」のこと。
西武鉄道では本線系(池袋線、新宿線)に新造車両(省エネルギー性能が高く、低騒音化した40000系通勤車両を新造)を導入する傍ら、支線系(国分寺線、西武秩父線)に「サステナ車両」を導入、2030年度までに車両のVVVF化100%達成を目指すとしていました。
当初は第1編成の運行開始は、2024年度となっていましたが、少しずれ込む形で、2025年5月31日(土)に営業運転が始まります。

小田急電鉄8000形は、1982年に導入された車両で、高性能車両として回生ブレーキ機能を搭載したほか、2003年からのリニューアル工事で、VVVF化などの省エネルギー化を推進し、通勤車両の主力として活躍してきました。
小田急電鉄8000形(西武鉄道8000系)は、国分寺線に投入。

東急電鉄9000系は、2025年度以降、多摩川線・多摩湖線・西武秩父線・狭山線で順次運行開始する予定となっています。

ちなみに「サステナ車両」(西武鉄道8000系)のデザインについては、西武鉄道のコーポレートカラーである「ブルー」、「グリーン」をベースに「永遠」、「発展」、「繁栄」を表す市松模様にアレンジしたデザインを採用。
デザインは列車の点検、整備を行う入社3年目の若手社員が発案したものです。
車両形式は、小田急電鉄の「8000形」であることを踏まえ、「8000系」としています。

西武鉄道公式チャンネル 【サステナ車両】小田急電鉄8000形(西武鉄道の車両形式は8000系に決定!)改修工事の状況を追いました
西武鉄道に小田急から譲渡の「サステナ車両」がデビュー!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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