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安土城天主信長の館

安土城天主信長の館

平成4年にスペインの「セビリア万国博覧会」で日本館のメイン展示として出展された安土城天主5・6階部分を展示するドームが近江八幡市安土町にある安土城天主信長の館。「セビリア万国博覧会」会場においてももっとも多くの入場者を集めた展示です。本能寺の変のきっかけとなった明智光秀担当の家康接待の料理も展示。

セビリア万博に出展された安土城天守5・6階を公開

安土城は、天正7年(1579年)、織田信長の命により建てられたが明智光秀の謀反によりわずか3年で焼失、今なおその詳細は不明で「幻の名城」といわれています。

「セビリア万国博覧会」に出展された安土城の天守5・6階部分は、加賀藩の御抱大工に伝わる「天守指図」をもとにルイス・フロイスなどの文献を参考に復元したもの。

金箔10万枚を使用した外壁、金の鯱をのせた大屋根など絢燗豪華な造り。
狩野永徳が描き、内部を飾った金碧障壁画も、原寸大に復元されています。

世界で最初の木造高層建築で、5階は正八角形で6階は正方形というユニークな構造にも驚かされます。

天界をイメージした5階「八角の段」、道教・儒教の思想を描いた6階 「四角の段」と、日本の宗教・思想を統一した「天道思想」を表現したものなのだとか。
200インチ大画面シアターでは、安土城と家臣の屋敷、城下町をCG(コンピュータグラフィックス)で再現。
VR(バーチャルリアリティ)や15分のショートムービーで楽しむことができ、信長の「天下布武」への熱い想いを体感できる仕組み。

安土城天主信長の館は、安土文芸の郷(信長の館・文芸セミナリヨ・あづちマリエート・文芸の郷レストラン・多世代交流館)にあるので、食事は文芸の郷レストランが利用可能です。

釈迦説法図が描かれる天守5階「八角の段」内陣
道教・儒教の教義を描いた6階「四角の段」
本能寺の変の原因となった饗応膳
天正10年(1582年)5月15日〜16日、織田信長が明智光秀に饗応(接待役)を命じ、武田勝頼討伐に功をなした徳川家康や穴山梅雪を安土城でもてなした饗応膳(天正十年安土御献立)のうち、「おちつき膳」、「晩御膳」も展示されています。
明智光秀が豪華な膳を用意したのですが、なぜか信長はこの内容に激怒。
光秀から領地を取り上げてしまい、本能寺の変へとつながります。
なぜ信長が激怒したのかは定かでありません。
「御成」(臣下が貴人をもてなす食事)のような贅沢な食事を用意したからとも、光秀が用意した魚が傷んで、城内に腐臭が漂っていたからともいわれています(旧暦の5月は梅雨時)。
安土城天主信長の館
名称 安土城天主信長の館/あづちじょうてんしゅのぶながのやかた
所在地 滋賀県近江八幡市安土町桑実寺777
関連HP 安土文芸の郷公式ホームページ
電車・バスで JR安土駅から徒歩25分
ドライブで 名神高速道路竜王ICから約14km
駐車場 安土文芸の郷駐車場(350台/無料)
問い合わせ 安土城天主信長の館 TEL:0748-46-6512/FAX:0748-46-6513
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

安土城郭資料館

2018年2月13日

 

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