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石山寺・源氏苑 紫式部像

石山寺・源氏苑 紫式部像

西国三十三所霊場のひとつで古くから観音信仰で名高い、滋賀県大津市にある石山寺は寛弘元年(1004年)、紫式部(むらさきしきぶ)が堂内に籠もり『源氏物語』須磨・明石の巻を綴った場所と伝えられます。境内の高台には源氏苑が整備され、紫式部の像も立てられています。

紫式部は石山寺に参籠して『源氏物語』を着想!?

境内には鎌倉時代の作で重要美術品に指定される紫式部供養塔がああるほか、本堂相の間には「源氏の間」があり、『源氏物語』を執筆した紫式部の姿が人形によって再現されています。

石山寺の寺伝などでは、寛弘元年(1004年)、紫式部がここで7日間参籠し、琵琶湖の水面に映える月を見て、着想を得たとされています。
室町時代に記された源氏物語の古注釈書『河海抄』には、八月十五夜の月が琵琶湖に映えて、それを眺めていた紫式部の脳裏にひとつの構想が浮かび、源氏物語は書き始められたとされていますが、史実なのか、後世の創作なのかは定かでありません。

主人公・光源氏のモデル・源融(みなもとのとおる)は近江大津に閑居を設け、その跡地に融神社(とおるじんじゃ/大津市伊香立南庄町)として祀られています。
そして「横川の僧都」(よかわのそうづ)は比叡山延暦寺の高僧、源信(恵心僧都)ではないかと推測されています(諸説あります)。

石山寺・源氏苑 紫式部像
名称 石山寺・源氏苑 紫式部像/いしやまでら・げんじえん むらさきしきぶぞう
所在地 滋賀県大津市石山寺1-1-1
関連HP 石山寺公式ホームページ
電車・バスで 京阪石山坂本線石山寺駅から徒歩10分
ドライブで 名神高速道路瀬田西ICから約3km
駐車場 市営石山寺駐車場(140台/有料)
問い合わせ 石山寺 TEL:077-537-0013/FAX:077-533-0133
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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