JR琵琶湖線安土駅の南口ロータリー前にある城郭風の建物が安土城郭資料館。織田信長が築城した安土城のひな形が、実物の20分の1の大きさで再現されています。外観5層内部7階で、内部は狩野氷徳(かのうえいとく)の襖絵や儒教、仏教などの教えを絵で図解するなど信長らしい天守だったことがわかります。
天守の復元模型や襖絵で「幻の城」安土城に迫る
安土城は、戦国時代の城郭で櫓から天守へと発展した最初の例ともいえ、実際に信長も天守で生活していたと推測できます。
ここでは、天守が実物の20分の1の大きさで展示されていますが、実物大の復元模型(天守5階・6階)は「安土城天主信長の館」に展示されています。
コーヒーコーナーでは、エスプレッソとカプチーノを味わうことができます。
イタリア人の宣教師が信長に献上したエスプレッソという触れ込みですが、コーヒーが日本に渡来するのは18世紀頃ではないかと推測され、信長がコーヒーを飲んだという記録はありません。
天正8年(1580年)に信長に謁見し、安土城下にセミナリヨ(神学校)を開いたアレッサンドロ・ヴァリニャーノ(イエズス会の巡察師=イタリア人)もコーヒーを献上したという記録はありません。
ただし、可能性がないわけではなく、安土城郭資料館では「信長が飲んだかもしれないコーヒー」ということに。
安土城郭資料館 | |
名称 | 安土城郭資料館/あづちじょうかくしりょうかん |
所在地 | 滋賀県近江八幡市安土町小中700 |
電車・バスで | JR安土駅から徒歩1分 |
ドライブで | 名神高速道路竜王ICから約13km |
駐車場 | 20台/無料 |
問い合わせ | 安土城郭資料館 TEL:0748-46-5616/FAX:0748-46-7050 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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